前回、チャンミンをギリシャ彫刻のようだと言いました。
でも、何か物足りさを感じていたら....
そうだ翼!
チャンミンは翼を持っている
天使?神?

普段は隠しているのでしょう?

チャンミンを重ねてみるに相応しい、
翼を持った神がいました。
その名は『エロス』

~ギリシャ神話「愛と心の物語」から~
エロスは、美の女神アフロディテの息子です。
美しいと評判の王女プシュケに嫉妬したアフロディテの命で、
プシュケに近づき、恋ができないように鉛の矢を射ろうとしました。
しかし誤って金の矢の先で自らを傷つけ、目の前にいるプシュケに恋してしまいます。
エロスは、プシュケを自らの宮殿に連れて行き、正体を隠し、
姿を見ないという約束で、暗闇の夜だけ一緒の生活を始めます。
ふたりは幸せな日々を送っていましたが、
夫は恐ろしい怪物だという、姉たちの言葉にそそのかされ、
疑いをもったプシュケは、寝込んでいたアモルの姿を、
ローソクの明かりで見てしまいます。
アモルは、約束を破られたことに怒り、落胆して、
宮殿を消滅させ、自らも消え去ってしまいます。
今度は、プシュケがアモルを探し求め、アフロディテを訪ねます。
アフロディテは、プシュケに過酷な試練を課し、ふたりの仲を裂こうとしますが、
最後には、めでたく結ばれて、プシュケも永遠の命を授けられて神になり、
一生幸せに暮らしたということです。
Amor and Psyche - Psyche Receiving the First Kiss of Love
Gerard Francois 1798 ルーブル美術館蔵

エロスに抱かれてキスされても、
人間であるプシュケには、
神であるエロスの姿が見えないため、
彼女の視線は宙を浮いた状態。
思わず胸に手を当てているのは、
ドキドキしているのでしょうね。

エロス(Eros)はギリシャ語で愛という意味です。
ギリシャ神話では、性愛や恋心を司る神です。
ローマ神話の愛の神、アモル(Amorラテン語で愛)や
クピド(Cupido/キューピッド)と同一視されます
なお、プシュケは古代ギリシア語で心・魂を意味します。
Psyche et L'Amour (1889)/William Bourgereau


エロスは、古代のおいては、若い男性の姿で描かれていました。
近世以降、背中に翼のある愛らしい少年の姿で描かれるようになり、
手には弓と矢を持っています。
そのため、天使として表現されることもあるようです。
L'Amour et Psyché, enfants (1889)/William Bourgereau

幼少時のエロスとプシュケの姿をイメージした絵画です。
この絵、とても可愛いので、人気があります^^
プシュケはギリシャ語で蝶の意味もあるので、
女神となったプシュケが絵画に描かれるときは、
蝶の羽を背中に生やした姿をとる例が多々あるそうです。

彫刻や絵画を見ていたら、
自分でもチャンミンの絵を描いてみたくなりました^^
[参考]
http://ja.wikipedia.org/wiki/エロース
http://www.emimatsui.com/
http://t-jikkosan.jugem.jp/?eid=63
(画像お借りしました)