漠然と、そう漠然と「いつか受けるんだろうな~」と思っていた、2歳児の頃、3歳児の頃

あっというまに小学校が目前に。

 

“保護者”という名のもと、代理人付き添いで本番を迎えた試験日当日。

平日なので、圧倒的多数で母親が多かったらしい。

 

電車でもバスでも、最後の最後ギリギリまでテスト勉強をしている母子が結構いたそう。

待合室はしーんと一切の音もなく、ピリッとしていたそうな。当然かもしれない。

 

大切な日に

両親共付き添えなくて申し訳ないな、という気持ちが極めて強かったけれど、

後から、この状況を聞いて、「むしろ良かったのかも!」と思えた。

 

私が付き添っていたら、勉強まではしなくても

「こうしようね、ああしようね」「あれは注意しようね」 etc 止まらなかったかも。。

 

当日の朝、彼女はリュックに帰路のおやつをわんさか入れて

遠足じゃないんだからさ、、と彼。

駅まで送ってもらってからは、もう特急電車で遠足気分ででかけたそうな(笑

 

田舎では珍しく、電車に慣れている彼女は、我が物顔で特急電車の説明やら、

乗換口の説明やらを得意げにしていたそうな。

 

帰路、多くの母親が「どうだった?!」と聞きまくっている状況で、

彼女は試験について伝えることもなければ、感想や内容を聞く人もいない。

 

「皆が皆、どうだった?って聞かれて、叱られたりetc  なんだか可哀そうにも思えて、試験のことなにも聞きませんでした」と。

「お腹すいたというので、帰りにカフェに寄りました。ピザトーストたいらげました」

と、温かな気持ちの配慮が嬉しかった。

 

彼女が子供らしくそして逞しく頼もしく感じました!と報告をいただいて、嬉しかった。

有事に負けない子

に育ってほしい

 

緊張感に縛られずに

悠々と、のびのびと、自分らしく、発揮できたんじゃないかな。

西へ東へいろいろなところへ、ポンと放り出し

初体験強行して

いつの間にか強くなったね

立派なお姉さん

 

こうしていつの間にか巣立っていくのかな

むしろ、母親がいなくてよかったのかもしれない、と思えた夜だった。