色々あって少しご無沙汰していた。

その間、スキーへ行ったり、軽い山登りをしたり、来年日本に開校する英国ハロー校のオンラインイベントに参加したり。

絵本は欠かさず毎日。

夏以降、夜だけでなくて、起床時読み聞かせ(笑)を追加。

 

物語を聞きながら目が覚めるのは、ずいぶん心地が良い様子。

夜は徐々に眠くなり、しばしば最後のページまでもたずに寝落ちしてしまうけれど

朝はその反対。読み終わる頃には目がパッチリ覚めている。

本を読みながら起こす!なんて幸せな時間。

心と時間に余裕があるときにしかできない(普段は週3~4)

 日中振り返って、あぁ、今日は心が穏やかだったなという自分のバロメーター。

 

最近は詩にはまってて、金子みすゞとか

今朝は 小泉周二 『朝の歌』

 

お勧め。

詩という事もあって、超短い(1ページ1行)、3分で読み終わる。

彼女も大いに喜ぶ。

 

もう時間があるから成せる技w

これができるのもあと少し、

かもしれない。

 

彼女と一緒にいる時間がどうしても欲しくて、この幼少期にしかできないものにチャレンジしたくて

半端だった妊活も30代最後ということで本腰を入れたくて、上司に直談判で正社員から期日付きで契約にしてもらったのが2年前の春。

一番最初にトライしたのはASIJ(アメリカンスクールインジャパン)のサマーキャンプ申し込み。

去年も今年も中止になったから本当に行っておいてよかった。

それを筆頭に2年間、モリモリ体験を重ねた。

 

小学校も数々巡れてよかった。

去年以降、中止が相次いでいるから、「できる時にできることを」で動きまくって正解だった。

間もなく期日がやってくる。

 

妊活はこの4~5年で全てを体験し、時間も使って、お金もウンと使って、親も巻き込んで老体に鞭を打って働かせ

子供にも悲しい思いを山盛りさせて会社にも迷惑かけてetc

でもこれも人生の長い目で後々振り返ったら、大手を振って良かったとは言えなくても完全否定もできない、大切な経験の1つなのかもしれない。

妊娠の可能性、このままいったらよいけれど。

5年間、きょうだいの事なんて全く口にしたことのない、親が不思議な程一切なかった彼女が

「赤ちゃん」と言ったのが週末。

不思議。

 

さてさて、最近衝撃的だったこと。

私の教育価値観(という大層なものは未だないけれど)が揺らいだ義母との話。

「息子、学校以外での勉強とか習い事も特別何もしてこなかったのよ」と。

 

なのに大人の今の知識だったり考えの幅だったり

集中力だったりユーモアだったり、そしてこの余裕だったり

全般完全にもう頭が上がらない。

身内で手前みそのようで顰蹙を買いそうなのだけれど、あまり教育の事って義母と話した事がなかっただけに

事実、その教育観(の無頓着)が唐突で衝撃だったので。

 

週末、義母とゆったりした時間があって、「そういえば習い事って何やってたんですか、塾とかも」って聞いたら

受験生の年だけ夏くらいから塾に行ったと思うけれど、他は何もやってないのよー(母

(受験って、勿論大学受験)

 

「え、小学校の時とか、習い事とかしなかったんですか?!水泳とか、その時代ならそろばんとか公文とか」って聞いたら

「お友達はみんな習い事の時間になると方方帰って行って、あの子だけ残ってしまって。私が教育熱心じゃなくてね~(笑」って母

 

「あ、幼稚園の時に近所のお坊さんに絵を教えてもらっていたわ、そういえば。

でも習い事って程じゃないわよね」と(母

 

小学校~大学院、博士課程まで公立一本。全くお金がかかっていないという。

田舎では基本公立だったから、って。

それは何度も聞いていたけれど、幼い頃の記憶はほぼ無いようであまり聞いたことがなくて、「お袋に聞けば」って。気になって聞いてみた。

一般的には今子供達が憧れるような職に就いていて、常に余裕で(金銭面でなく性格面)気づけば昼寝ばかりして

なんだか愉しんでいる。

 

真面目な話が嫌いなのか苦手なのかいつも冗談ばかり言っていて、女みたくおしゃべりで笑わせて

そんな彼に以前「夢」が無いのか(なかったのか)聞いたとき

本人曰く「本気で頑張ったって事って記憶に無いんだ、マジで。小さい頃から、ってか今も。」と。。

ヒェ〜〜

一方自分は幼い頃から習い事付けの毎日だった。毎日泣いて頑張った。余裕なんてなかった。

曜日ごとで、そろばん、水泳、習字と組まれていて。毎朝毎晩のレッスン(が5歳から15歳まで1日も欠かさず)

楽器には涙の跡があって、懐かしい。俗にいう教育ママだったんだな、母親は。当時。

でも、2件隣のようこちゃん宅は我が家をうわまわる鬼の教育ママゴンで、、

だからそんなもんだと思っていたけれど。

 

大きな休み毎に姉と共にキャンプに送り込まれ。

で、どんな大人になったかというと

仕上がりはこんんな(笑 ふつー。

忍耐力だけは負けないけれども。

フツーの私大へ行って、二流企業(いや三流かもw)にひっかかって就職し、全く人並みの給与で。

幼少期にかけてもらったお金はたぶん数倍かそれ以上に違っているかもしれないけれど、出来栄えはこんな。

 

義母と話して、それ以降思ったのは

たぶん、この2年間、期限を2年って思って彼女にしてきたのは、自分自身の経験も大きく起因しているのだけれど

特別なにかしてもしなくても、彼女は彼みたく伸び伸びとした幅の広い考え方のできる大人になるのかな(なれるのかな)とか想像すると

残りの幼少期、そして続く小学校、どのくらいの時間をかけて、どのくらいのお金をどうやっって何につぎ込むのが適当なんだろう

彼女にとってベストはなんだろう、、と

考えてしまった昨夜。

 

習い事や体験は勿論、学校選択も、留学も

その選択がよかったかどうか、間違ってたかどうかなんて、比べる対象がそもそもないし死ぬまでわからないけれど

もう少しじっくり考えよう。

後悔をしているわけでは全くなくて、この2年間動けたことと環境に感謝をしている。

次の2年間が更に充実した時間となるように努力したい。

 

早朝読み聞かせは続けたいな

仕事が本格的に再開しても、心のバロメーターだから。