こんばんは 身体がボロボロ中の toco です。
なんと昨日10月20日
中国地方では1番高い山
大山(だいせん)に
登ってきました。
子供の頃に登って以来・・・
37年ぶりくらい
もう 初 と同じ
大山とは・・・
大山(だいせん)は、日本の鳥取県にある標高1,729mの山。成層火山であるが、活火山としては扱われていない。鳥取県および中国地方の最高峰でもある。角盤山(かくばんざん)とも呼ばれるほか、鳥取県西部の旧国名が伯耆国であったことから伯耆大山(ほうきだいせん)、あるいはその山容から郷土富士として伯耆富士や出雲富士とも呼ばれる。日本百名山や日本百景にも選定され、鳥取県のシンボルの一つとされている。
です。
標高1729mって・・・
真っすぐで考えれば 約1.8k 登れば着くんよね?
いえいえ登山はそんなわけない
元はと言えば
「シャスタ山に行きたいんだ」
のわたしの一言から始まり・・・
(アメリカのシャスタ山は登山はないようですが・・・)
「それなら 大山くらい 登っておかないと」
・・・と
スポーツ女子 登山女子の勧めで
着々と計画が出来上がり
こんな しおり まで作ってくれて・・・
全く 運動していないし
仕事を有休消化中で
ほとんど歩いてもない
出かけるのも
車生活で
駐車場は 店のなるべく近くに停め
店の中を歩く程度の生活で・・・
「ほんとに 登れるのかぁ?」
いろんな人から
「あれ持って行ったほうがいいよ」
「靴はトレッキングシューズがいいよ」
「トレッキングポール(杖)があったほうがいいよ」
「上は寒いからダウンがいるよ」
もう 不安しかない
しかも
もう何年も前に遭難した人が
何日も後にとんでもないところから降りてきて
発見されたとか聞いたことがある・・・
遭難を考えると ライトもいるし
食べ物も ふんだんに持って行かなくては・・・
荷物が やばいことになってる
登山初心者が
こんな大荷物担いで登るなんて
狂っとる
もちろんトレッキングシューズも
トレッキングポールも新調しましたが
トレッキングシューズ・・・慣らせてない
え~い
悩んでても始まらん
行けばなんとかなる
(あ~この楽天的な考えのおかげでこれまで大変な目にもあっただろうに)
集合場所まで 道中だし
帰り運転出来ないかもしれないと
一人が乗せて行ってくれることに。
(ほんとに帰りは運転は無理だった)
そして
集合場所へ到着
荷物検査され
「はい これも それも置いて行ってください」
「重たくてそれだけで疲れますよ」
ほんと おっしゃる通りです・・・
でも 遭難したら・・・
不安は 拭えませんが
「絶対に一人にしませんから」
その言葉で
「よし 腹を括って行こう」
いよいよ 登山開始です。
夏山登山口 8時30分 出発
ここからの階段攻めで
1合目までに もう足は上がりませんけど・・・
かなりのスローペースで
登っていきます。
みんな大山登山は経験者
こんなに 登山客が多くて
すれ違う人や
前にも 後ろにも人が
こんなにいたことがない・・・らしい
紅葉にも 少し早いし
前日から 朝までは雨だったから
なんで?
って言うほどの
登山者。
団体さんも多くて
なんせ10歩進んだら止まるわたしは
(いやいや3歩くらいで止まってましたよ)
どんどん越してもらうので
余計時間がかかる・・・
やっと1合目
昨日から 勧められて飲んでる
アミノ酸・・・
途中途中 飲んで
体力回復
で なんとか 2合目
もう このへんで限界を感じています・・・
そして 3合目
どこで ギブアップ しようかと
どこで 一人引き返すって言おうかと・・・
頭の中は そればかり・・・
その途中で
話をすると余計体力消耗するかと
思って黙っていると
みんなが
恋愛の話 結婚生活の話を
聞いてくる
結果 夢中で話していると
知らず知らずに進んでる。
3合目までは すごく長かったけど
4合目は話してる間に着いた。
そして5合目
5合目には「大山神さん」がおられる。
無事 登頂できますように
でも
時間が押してる・・・
経験者たちが相談してる
「時間によっては5合目先の行者谷分かれ道で
行者登山道を下りますね」
初心者のわたしには
この先も分からないので
お任せするしかない・・・
それでも
リタイヤすることは
すでに 考えていなかったので
頂上に行ってみたい
その気持ちが
みんなに 通じたのか
6合目
6合目でちょっと長い休憩して・・・
「こうなったら時間考えず上まで行きましょ」
と
言ってもらえ
自分でも 弱音はやめて
頂上だけを 目指そう
と 心に決めました。
6合目の風景が頂上を目指す力になる
って その矢先
6~7合目まで
えぐい
岩が多く
1段が大股でも上がれない
膝をつかないと上がれないほどの
険しい道・・・
もう すでに
追い越して先に上った人たちが
降りてきて
細い6~7合目は
大渋滞。
降りる人も出来るだけ段差のない位置から
降りるもんだから
登るほうは
かなりの 段差のあるところを
登るので
すでに 体力が限界のわたしは
マナーである 「あいさつ」 も
ままならない
それを 一瞬すれ違うだけの
下りの登山者さんは
すぐに 気づき
「ここ抜けたら 少し楽になるから」
「もう少しだ がんばれ」
「足元悪いから 1歩1歩ね」
などと
代わる代わる
声をかけて下さる。
足場の悪いところ止まってしまっても
誰も責めないし・・・
本当に
登山者の人は やさしい
そんな いろいろな ドラマを経験しながら
7合目
そして8合目
ここまで 来ると
もう 景色と 空気の素晴らしさで
引き返すなんて
微塵も感じません
8合目途中から
木道なんですが
これが 楽になると 思いきや
足が違う感覚に
適応できない・・・
はい なんとか 9合目
(9合目だけ写真が撮れてなかった)
(このあたりが9合目)
もう 先は見えてる~
でも 長い
このあたりから
大山きゃらぼくや
色々な木々 木の実
そして 景色が
応援してくれているようで
最後までがんばれるんです。
(あと少しという余裕が見せてくれるのかな)
ラストランだからと先頭にしてくれて
登頂成功~~~パチパチパチパチ
頂上は 今 工事中で
石碑があるところには行けませんでしたが
今 行けるところの
最高頂まで行けました
ほんと 最高~
頂上で 食べた
🍙おにぎり
ゆで卵 の美味しかったこと
どんな 高級料理にも
あの 味は出せない ってくらい
ここまでに かかった時間
5時間
みなさん 2時間もあれば
登れるそうです・・・
みんなに助けられながら
時に荷物をもってくれたり
いやな顔1つせず・・・
声をかけてくれて
5時間あったら
もう下山してビール飲んでる頃なのに・・・
本当に感謝です。
わたしのペースに合わせてくれて・・・
たぶん ここまでとは 想像してなかっただろうけど
そして
自分自身にも 感謝です。
初めから 無理 と思えば
断れたのに
やってみようって
思わせてくれて
そして
くじけそうになると
素敵な景色や
小さな木の実を
気付かせてくれたり
見えない力が
すれ違う人の口を借りて
応援してくれたり
助けられながら
自分の足で1歩1歩
進んで行けたことが
なにより 誇らしいです。
下山編へつづく・・・