今日も朝一、病院へ行ってきました。


一応1泊2日という扱いなので、今日は診察&退院手続き。

昨日の夜は、特に問題なく、一度引いてしまえばぶり返しはなし、

といった感じ。


いろいろと聞いてきたので書いておきます。


※この記事の内容は、全てのアレルギー持ちの患者にいえることではなく、

 あくまでもたいちの状態における話ですので、ご注意ください。

 ながーいこと、つらつらと書きますので、ご興味のある方だけどーぞ☆



今回の結果を見て、

先生からはとりあえずまた半年間は完全除去で行きましょうとのこと。


私 :小麦のように少しずつ食べさせる方向ではないのはなぜですか?


先生:今回の試験では、一応8gまで食べ進めれたかもしれませんが、

    1gでやめて様子を見たわけではないので1gでも出てなかったか、と

    言われれば、解らない、ということになります。

    今回の結果でわかったことは、8gまで食べても、派手な症状は出るが、

    薬で抑えれる程度で、かつショック症状は出なかった、ということです。

    小麦は、うどん1本が食べれましたよね、うどん1本てのは「微量」ではないので、

    そのまま食べ進めるようにいいましたが、

    今回の卵白の場合は、はっきりした陽性反応が出てますので、

    とりあえず除去をしてください。

    ですが、数値も徐々に下がってますし、

    3歳、4歳とだんだん食べれる量も増えてくると思いますよ。


あまりよくないとわかっていても、

ついついインターネットなどで調べてしまって、余計な情報も得てしまう。


最近調べた情報によると、

数年前までは食物アレルギーは、陽性ならとりあえず除去、という方針だったけど、

ここ最近の研究結果からは、

アレルギーは食べて治す、という方向に180度転換されたのだとか。


神奈川県立こども医療センターでは

免疫療法といってアレルギーを食べて治す

(※正確にはアレルギーは治癒はしないですが)

という方針を積極的に取り入れています。


実際、たいちも小麦を徐々に食べるうちに、

もうほとんど一食分食べれるようになりました。

(でも数値は高いままだけど。 

 → つまり食べれる、だけで、アレルギーはある、ということ。)


小麦ではその方針で進めたので、卵はしないのかな?と思っての質問でした。


ただ、これというのも、やはり病状によりけりで、

ただ少し赤く口周りが腫れる程度、なのか、

全身蕁麻疹でのた打ち回るほどかゆいのか、

はたまたショック状態で命に関わるような状態になってしまうのか、


食べて治す、方式がとれるのは、恐らく口周りが赤くなる程度のアレルギー症状だけ

なんだろうな、と思います。


多分、医師の管理の下ではかなり重篤な患者でも

同じ療法を取ることはできるのだと思うのですが

実際、家庭で試すのは危険があるもんね・・・


恐らく先生もそれを言いたかったのだと思う。

(この先生若干言葉少なめw)


というわけで、たいちもしばらく除去。

ごくごく微量なら大丈夫ともいわれたけどね。


了解いたしました。

ゆっくり治していこうね!!



私 : インフルエンザワクチンは、打てますか?


先生: たいちくんの場合、ショック症状は一応出てないですし、

     あれはそれこそ、卵成分が含まれているといっても、無視できるくらいの微量

     ほんの0.いくつ含まれるか、くらいの内容です。

     ワクチンを打っての副作用の発症率というのは

     完全な健常者が打つのと同じと捕らえて大丈夫です。

     もし反応が現れたとしても、8g食べてこの反応なので、かなり軽く済むはずです。

     


この質問に関してはかなり言葉を選んでましたが、

最終的には、「打っちゃえますよ」的な感じでした。


近所の小児科では「微量が食べれれば」なんてあいまいなことを言われちゃいましたが、

まぁ、結局のところ、大丈夫なんだと思います。


論理的に言えば卵成分が入っているといえるけれど、

ごくごく微量で、それによって食物アレルギーゆえのショック症状を起こした人って

ほとんどいないようです。


なるほど・・・

万が一症状が出たとしても、昨日のアレよりは軽いわけだし、

40度オーバーの熱を3日間出すよりは確実にいいので、来年からは打とうと思いました。


でもこれはあくまでたいちの場合です!

ごくごく微量でもショック状態になるような重篤な方は必ず医師とご相談ください。



私: 参考までに教えて欲しいのですが・・・

   下の娘がもうすぐ離乳食が始まるのですが、今回もアレルギーがあるんじゃないかと

   少し怖くて。 離乳食を始める時期とか、アレルゲンを与える時期とかって

   万が一アレルギーが発症した場合のその後に影響するんですか?


先生: 結論から言うと、影響はありません。

     そして離乳食の時期についても、結論から言うと、早すぎても遅すぎても、良くなくて、

     ちゃんと始めるべきとされる時期に始めるのが一番いいです。

     セオリー通り、最初はほんの一口から。

     それで反応が出れば検査して、対処していきましょう、ということになります。



これも私のネット知識によると・・・


最新の研究結果では、

ピーナッツなど、重篤なアレルギー症状の原因となる食物を

3歳以前は制限していた欧米の国の、アレルギー患者発症率は、


まったく制限せずに、食べれるようになったら食べさせている

インドネシアなどの東南アジアの国に比べて10倍も多いのだとか。

むしろ、インドネシアなど、ピーナッツを多用する国には

ほとんどピーナッツアレルギー患者はいないのだそうな。


つまり、制限していた方が圧倒的にアレルギーが発症しやすいと。


小さい頃から日常的に食べていたほうがアレルギーが少ない、

という結果になっているみたい。


でも、これも同じ人間とはいえ、そもそも代々摂取している量が違ってきているのだし、

「人種」が違うから一概に同じとはいえない気もする。


ので、結局何がいいか悪いかなんて解らないのだけど。


私が参考にしてる、とある小児科の院長先生のブログに書いてあったことに

とても合点がいったので、抜粋して要約すると、


・生後5~10か月くらい)は、人間の体が様々なアレルゲンに対して受け入れOK時期。

 (これを専門用語で「免疫学的寛容」といいます)。


・この受け入れOKな時期に積極的に卵などのアレルゲンを食べさせることが重要らしい。

 というのも、この受け入れOKな時期を過ぎると、今度は体は拒否態勢(つまりアレルギー)に入るとのこと。


アレルギーが怖いからといって、むやみに除去をすることによって

かえって誘発しかねない、ということらしいのです。


なるほどね。。。


これが絶対正解!とはいえないのかもしれないけど、

なるほど合点もいく。



し、やはりいつかは食べさせなければいけない。

離乳食を始める時期ってのはちゃんとそれなりに意味があるのだから、

むやみに怖がって遅らせることのないよう、気をつけようと思いました。


※この先生のブログ、とても勇気が出る内容が多いです♪

そしてたいちの担当医師と、根本的には同じことをいっているのでなんだか安心する。

  ちょっと上から目線な言い方になっちゃうけど、

  患者としては、やはりお医者さんには学会などに出て

  最新の情報を持っていて欲しいなーと思う今日この頃。

  お医者さんにしてみたら、勝手に調べて余計な知識入れられるのって

  いやなんだろうなーとかちょっと思うけどねw どの世界でもそうか。

結局のところ、

アレルギーってグレーな部分が多くて、

先生達もなかなか断言するってのは難しいんですよね。


モヤモヤするところも多いけど、

私なりに決断しつつ、たいちにとて良いと思うことを選択しながら付き合っていかねば

と思いました。


次回は半年後・・・といわれたけど、

まぁ幼稚園上がる前までにもう1回できればいいかな、程度に思っておこうと思います。



以上、つらつらと書きましたが・・・



今後も前向きに付き合っていきたいと思います。


これからも一緒に頑張って行こうね、子供達ー!!!