ここ数日寒い日が続きますね~。


明日は大寒波で名古屋でも雪だとか。


そんな今日から明日にかけて旦那様は徹夜作業。

明日の夕方帰宅して、

日曜は早朝に集合らしい。


お疲れさんです!


いよいよ山場だね、上手くいって落ち着くといいけど~!怖いな~っ

同じ業界、ってか会社にいただけに、この瞬間の緊張感は理解できる。


どうぞ上手くいきますように。



さて~、そんな寒い今日、我が家にわかなのお雛様が届きました♪



遡ること、1月の中旬頃。

まだ生後1ヶ月のわかなを連れて、私の両親とお人形屋さんへ。


こんかいお世話になったのは、

たいちの初節句でもお世話になった、丸の内にある大西人形さん。

義両親が近くにこんなとこあるよ~、と教えてくださったのがきっかけで

知ったお店です。



創業明治十五年、地域最老舗らしいこちらのお店。


こじんまりとした店内には所狭しと素敵なお人形が。


たいちの時にも思ったのだけど、

こちらの店長さんのお人形への愛情がすごい。


お人形というのは、調度品なのです、と。


初めて知ったのですが、

雛人形というのはそもそも、お人形の職人さん、屏風の職人さん、道具の職人さん。

もっと細かく言えば、お人形の顔だけを専門に作る職人さん、着物は着物の職人さん、

全て違うので、「セット」というものはないそうです。

※こちらこお店では、の話かもです。語弊があったらすいません。


あ、お雛様とお内裏様はセットですがw


というわけで、こちらのお店では、

全てバラバラに選ぶことができます。


予め、お店のほうでしつらえた組み合わせもあるのですが、

基本的には全て選ぶことができます。


人形の大きさも様々。

衣装人形なのか、木目込み人形なのか・・・


実家で飾っていたような7段飾りって、すごく大きいんだなと改めて感じました。


我が家はマンションだし、そこまでスペースもないので、

割とこじんまりとしたお人形を選ぶことになりました。


そして、

いろいろとしつらえた結果、こちらの組み合わせで決まりました。




今日は久しぶりにデジイチのお写真~♪

せっかくなのでね☆



まずはお人形を選んで、

それから、屏風、そして必要であれば、ぼんぼりやお花、お道具など。


私は衣装人形への憧れが強かったので、こちらのお人形に。


ぼんぼりの代わりに、蜀台などもあるのですが、

やはり、お雛様といえばぼんぼりかな、と思い、これはぼんぼりに。


これも、またそれ専門の職人さんがいるらしい。すごいねー


それから御飾花は紅梅に。

雛飾りといえば桜橘、とも言いますが、

京都御所に植えてあるのが桜橘だからなのですが、それはどうやら戦後のことらしく、

戦前は紅梅だったらしい。


どちらでもいいのだけど、今回はお姫様のお着物の色に合わせて紅梅に。





この落ち着いたピンク色が気に入ってこちらのお姫様にしたわけですが、


お姫様もさることながら、気に入ったのはお殿様の束帯衣装の色。

オリーブ色のような、光の当たり具合では少し茶色がかった色のような。


こちらの束帯衣装は


乱桐竹鳳凰文麹塵縫脇御袍


・・・中国語のようですが、桐竹鳳凰の模様がちりばめられた織物、といったところです。


これは帝しか着用が許されなかった模様だそうな。


こういううんちく・・・


めっちゃ好き困る!!! はぁ~源氏物語の世界~♡♡♡


なんてったってわたくし、源氏物語オタクw

 ⇒ 過去こんなイベントもいったっけ。  (2008年・・・なつかし・・・w)


多分相当くいついて店長さんのお話聞いてたので、

あちらも若干熱が入ってましたw


ちなみに、

お姫様の十二単は


淡紅亀甲丸文紅梅匂襲十二単


紅梅匂襲・・・こうばい・・・においがさね・・・!!! いい!w


ちょっと観点がズレ始めましたが・・・


まぁそういううんちくは後のせで、

やはり見た目、お顔、それが気に入ることが一番なのだとおっしゃってました。


ってかこの店長さんとのお話、楽しかったなぁ~w

ずーっと聞いてられそうなうんちくばかりでした。 うっとり。


両方とも西陣織で、素晴らしいお着物です。

こういうところにも職人さんの技が光ってるのですね~♪


今日、設置してもらった際に、

こんなものもいただけました。




これは、


お品書き、のようなもので、

全ての商品一つ一つの正式な内容と職人さんのお名前が記されています。


そして、何よりそのお品書きの名前!


「和奏様 お雛様之栞」


雛人形というのは、身代わりになって一生涯守ってくれる人形(ひとがた)なのですよ。


と言われるとおり、

これはわかなにとっての一生のお守りになるもの。


わかなのために、しつらえた調度品なのだよ、ということを

改めて感じさせてくれる栞でした。


・・・姉妹じゃなくて良かったね・・・w


私は姉妹、しかも妹だったので、

「○○(姉の名前)雛」と書いてあるところに、父が筆ペンで「トシコ」と書き足したという・・・w


なんとも悲しい思いをした覚えがw


どうぞお嫁に行くときは一緒に持っていってくださいね、一生のお守りですから。


と店長さん。


姉妹だとどっちが持ってくの、ってなって、

私達は結局実家に置いてきちゃってますが。

(まぁどちみち、収納場所も無いw)


そんな素敵な店長のもとでお雛様を買ってもらえたこと、

とても嬉しく思えました。


・・・というか、

たいちの時も多分同じようなお品書きとかあったんだろうけど、


残念ながら、全然興味が持てなかった・・・w

だって鎧兜って・・・平安じゃないんだもんw


鎧兜は旦那様が決めました。

お雛様は、私が決めました。



ここにきて、

あ~女の子を産んだんだ~、とじんわり感動。


昔はお雛様飾るの好きだったなぁ~。

わかなもいつか、一緒になって楽しく飾ってくれるときが、きっと来るんだよね。


大事に大事に、飾って行きたいと思います。