シガニー・ウィーヴァー主演!TVドラマ「ポリティカルアニマルズ」がWOWOWでスタートです!
<#1 エレインの決意Pilot>
WOWOWの月曜日夜の海外ドラマ枠は、「社会派ドラマ」がテーマで、これまでも、「ニュースルーム」「スキャンダル」といった、政治的なドラマが放送されていました。
今回は、連続TVドラマ初主演となるシガニー・ウィーヴァー主演ということで、またまた鳴り物入りでスタートしたということになります。
1話目を見終えて…
うーん、やはり見ごたえはあります。
シガニー・ウィーヴァーもだけど、脇を固める俳優陣も、かなり厚く固めているなと。
同時に、政治ものというのは視聴者を引き付けておくというのはそれなりに難儀なものだ、とも感じました。
シガニー・ウィーヴァー扮するエレイン・バリッシュは、アメリカ合衆国の国務長官。元は第42代大統領バド・ハモンドの妻という、ファーストレディの地位にいた人なのですが、前回の合衆国大統領選の民主党候補者選で落選し、現在は国務長官として手腕を発揮しています。
となるとやはりモデルとなる人、、思い浮かびますよね。
面白いのは、このドラマに出てくるいくつかの人間関係であります。
エレインには双子の息子、TJとダグラスがいます。長男のTJの方はゲイで、おしゃれで多彩な人物なのですが、薬物依存により、少し前に自殺を図っていて、ちょっと問題を抱えています。セレブ一家の問題児ってところでしょうか。
一方、二男ダグラスは典型的な優等生。野心家で現在はエレインの首席補佐官を務め、近々結婚の予定もあります。ダグラスの方は、今のところは特に問題はないように見えますが、婚約者のアンとは、若干、不協和音を奏でている感じがあります。
このダグラスの婚約披露パーティでの一コマで、少しずつ登場人物たちの人となりや人間関係を垣間見せていきます。
エレインを長きにわたって取材してきた新聞記者のスーザンバーグもその一人。
彼女は決してエレインに好意的な執筆者ではないし、エレインも自分を悪く書く彼女に悪意を抱いているものの、お互いを少しずつわかるにつれ、エレインとの不思議な人間関係を築いていきます。
おそらくこのドラマの一つの見どころとなるのが、この二人の友情、とまでいっていいのか今の段階では分かりませんが、そんな二人の関係でしょう。
そして、もっとも注目すべき人間関係は、エレインと元夫であり元大統領のエド・ハモンド。
エドは正直、民主党大統領としてはかなり品位を欠く人物で、大物だということはわかるけれど、クリントンのようなジェントルさはありません。
けれども女好きで色っぽく、男っぽいタイプ。
エレインも長年連れ添いながら翻弄され続け、嫌気がさしながらも、いざとなったらエドが精神的支柱となっていて、要するに今も愛しています。
うーん、エレインのセリフにもあったけれど、夫婦っていうのは傍から見るのとはまるで違った、本人たちにしか分からない事情っていうものがあるのね。そんな複雑さを見事に描いています。
そして、エレインはいまだに大統領というポジションをあきらめてはいなくて、ひそかに野心をメラメラさせているところも見どころ。
まぁおそらくいずれ、彼女が合衆国初の女性大統領となるんでしょうね、ドラマが続くのであれば。
というわけで、難しいといわれる政治ものに果敢に挑む製作陣の態度に敬意を表しつつ、このドラマ、もう少し見進めて楽しみたいと思います。
▼本日もお読みいただきありがとうございます!
にほんブログ村