「スキャンダル2」です。
<#14 嵐の予感 Whiskey Tango Foxtrot>
前回のラストから10カ月くらい経ったという設定の今回。
このドラマで最も、というか唯一、犯罪に加担していない潔白な人物であるデイヴィッド・ローゼンが窮地に立たされます。もう個人的に感情移入できるまともな人がこの人しかいないので、私はこの人だけは支えたいのだけど、まぁどんどん最悪な事態に巻き込まれていきますよね、ホントに気の毒。
彼は例の疑惑追及から検事としての身を追われ、今は細々と講師としてなんとか生計を立てているようなのですが、ある朝目覚めたら、隣で女が下着姿で死んでいました。もうどこまで不遇なんだろう。
何かの策略に嵌められたことは間違いないのですが、とにかく大変なことになったってことでオリヴィアに助けを求めます。
デイヴィッド、死体の女性とは一夜限りの情事を楽しんでいたことは事実のようで、アビーとはあれっきりになっていたんですね、なんだか切ない、だってあの二人すごく愛し合ってたのに。
ところで今回初登場した、新たなキーマンとなりそうな人物がいます。オリヴィアと偶然を装ってカフェで出会ったジェイク・バラード。口も達者だし、なにしろ爽やかで魅力的なルックスだし、もう完全に怪しい、ただものじゃないでしょって最初から分かりましたよね。もちろん、オリヴィアも最初からこいつなんかあるって気付いたと思うんだけど、まさか自分の部屋が監視されてるとまでは思ってないんじゃないかな。いや、わかりませんが。
しかし今回の堕天使大賞はやはりフィッツでしょうね。彼は自分が不正選挙によって選ばれた言わば「ニセモノ大統領」だったということを知って、ソーントン判事をその手で亡きものにしてから、一枚皮を脱いで大物になるかなと思わせた前回のラストの期待(?)を大いに裏切って、ただの依存症のなりそこないみたいになってました。ある意味、期待通りかも。どこまで行っても大物にはなれないですよね、この人。
その点、どんどん悪役の大物っぷりを表し続けるのがファーストレディのメリーです。
フィッツに対して、不正選挙を最初から推し進めたのはサイラスだ、みたいなことを言い始めます。もう自分が上がるためには、とにかくつぶせるヤツからつぶしてけって魂胆ですよね。恐ろしい。
まぁサイラスもそもそもが腹黒いところもあるから、勝手につぶし合ってろって感じですけど。
そして、今回久々に、というか物語の設定としては10カ月ぶりに、オリヴィアとフィッツがことに至るんだけど、結局、体だけの関係みたいな感じで冷めたことをフィッツが言って、はいそれまでよ的に終わってしまいました。この二人の関係も、別の権力を持った二人がお互いを利用しあうための、ただの生物学的作用というかドーパミン作用であって、真実の愛とは程遠いと私は勝手に思っているので、ますます興味が持てません。
なんだか、ホントに魅力的な人物が見出せなくなってきたな、このドラマ。
とはいえ、不思議と関心はあるんですよね、この先どうなるんだろうかっていう。一応、今のところは、ですが、果たして。。。
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