「ホームランド」#8 弱点 | 人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

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海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「ホームランド」ファーストシーズンです。

<#8 弱点 ACHILLES HEEL>


うわ、私これまたすっかり騙されちゃってたってワケですね。。

いやマジでこのドラマすごいゎ。


今回のエピで分かったことは、キャリーっていうのはホントにモロくて危ういところがあるし、当然間違えることもあるんだけど、やっぱり仕事的な勘は鋭いんだよね。

私は視聴者だからか、キャリーにとてもシンパシーを感じながら見て、キャリーと一緒に一喜一憂しちゃってる。だから物語の流れに沿って、それみたことか!うわ騙された!っていちいち反応してて、これって視聴者としては優等生っていうか、完全に製作者の思惑通りに動かされてるってことですよね…笑


今回の緊迫感あふれる見どころとしては、やはりウォーカーの捕獲作戦。

留守電の家族の声を聞きたくて電話してくるウォーカーをキャッチするために、キャリーは妻に電話に出て無言の相手に語り続けるように促します。ウォーカーの妻は作戦通りに電話に向かって息子の話などを語り続け、遂に彼の声を聞いた瞬間に、自分の個人としての過ち(?)に気付いてウォーカーを逃がします。誰も彼女を責めることはできないし、すごくリアリティのあるシーンだったと思います。


あと個人的に好きだったのは、ウォーカーの確保に失敗し、公開捜査に踏み出すことが決まった後で、キャリーがブロディにそのことを伝えに行くシーン。キャリーは個人としての精一杯の誠意を見せるのに、ブロディは少し冷たく突き放す。キャリーとしてはショックだよね、で、孤独を感じてソウルに、自分は一生独りだと悟ったみたいな心情を吐露するんだけど、気の毒だなぁと思いましたよね。多分その場にいたら、大丈夫、あなたまだ若いしキレイだし、未来はいかようにも変えられる、とか慰めてあげたいと思うだろうけど、ソウルと同じように、ただ黙って聞いてるかもしれないな。それなりに彼女の抱える問題は深刻だし、彼女自身が乗り越えなければならない壁ですから。


でもかといって、ブロディを責めても仕方ない、ブロディは立派に任務を成し遂げて帰還したアメリカの英雄で、もともと家族持ちだし、失われた時を取り戻して幸せに生きる権利は彼にはある・・・とか思っていたら衝撃のラストでしょ!? 


ブロディ、あんたホントに信じられない男だわ!!最低ね!!


て感じで、今回のエピは私の中では幕を閉じたわけですが、とはいえ、ブロディにも一縷の魂があって、彼を単純に責めることはできない事情が彼にもあるだろうし、それに恐らく、キャリーへの気持ちもなくはないと思うんだよなー。

と、結局、ミッションの謎解きよりも二人の恋バナの行方に興味津津な私。はい、市井のミーハーです。


ともかく、この物語、まだまだ事の真相は謎だらけだし、今後の展開にも期待したいと思います。



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