「ボディ・オブ・プルーフ3」#11 諸刃の真相 | 人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

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海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「ボディ・オブ・プルーフ3」#11 諸刃の真相 Committed です。

http://www.wowow.co.jp/drama/body/


人生にドラマを!~トコのドラマ日記-諸刃の真相


ボディ・オブ・プルーフ、やはり面白いです。

続いているテーマもあるものの基本的には1話完結で、1回1回のストーリー展開にそれぞれ個性があって、よく練られています。

主人公のミーガン・ハントは事件解決に当たっては常に冷静な科学者なんだけど、やはりかなり我が強い面もあり、事件に対して真摯に向き合うために、却ってときに感情的でもあります。

そんな要素が毎回、吉と出るか凶と出るか、それもまた見どころの一つです。


今回は少女専用の精神科病棟が殺人の舞台ですから、若干少女マンガ風ミステリの香りも漂いますが、なかなかに侮れない展開でした。細部にわたっての演出も、見ている者に分かりやすいけれどもそれなりに凝っていて、見事なんですよねー。


オープニング、精神科病院のシャワールームで少女の遺体が発見されます。

捜査に当たっては病院側は、患者を守るためとして、病院長の立ち合いがなければ聴取は認めないと主張、公正な捜査が妨害されているようにも感じるミーガンと刑事トミー。

二人が立ち去ろうとしたところ、一人の患者の少女がミーガンにさりげなく渡した紙には裏庭へ、のようなことが書かれており、二人は病院には秘密裏に接近してきた少女ダービーの話を聞くことに。

ダービーがいうには、エアコンの吹き出し口から男が降りてきたのを見た、彼が犯人に間違いないが、犯人の本当の狙いは自分で、被害者は間違って殺されたのだと主張。


トミーが署に戻って調べてみると、ダービーの幼い妹が以前何者かに殺されており、いまだその犯人は見つかっておらず、その事件の直後にダービーが入院したということが判明。

ダービーの実家を訪ねると、母親は昼間だというのにバーボンのキャップを外しグラスに入れて飲み始めるという明らかな依存症。その表情は彼女が大変に病んでいることを物語っています。


おまけに病院ではダービーに強力な鎮静剤が投与され、いまだ危険性が指摘される電気治療が施されていると聞き、ますます病院側に不信感を持つミーガン。

彼女は、自分の言うことを信じてもらえずに、強力で危険とも思える治療を施されているダービーに対して、自分自身を重ね合わせます。


確かに病気でおかしな幻想を抱いているかもしれないけれど、ウソを言っているようには見えないダービー。

心が病んでいてアルコール依存症、娘を失い、大変に気の毒ではあるが、信用できるかどうか分からないダービーの母親。

その母親から膨大な寄付を受け、本当に必要な治療を施しているのか疑問にも思える病院長。


それぞれの言い分は、ありえるって気もするし、でもやっぱ電気ショック療法みたいなのは患者の人権を考えるとやり過ぎって気もするし、気の毒とは言えずっぽり依存症の人を信用できるかどうかも分からない。


さらに、フィラデルフィア市警の捜査官としてチラっと出てきたのは「24」のパーマー大統領の首席補佐官マイク・ノヴィックだし、ダービーの母親は「リゾーリ&アイルズ」の検視官モーラ・アイルズの実の母親ホープだし、ダン巡査はミーガンにトミーとデートしたとか揺さぶりかけてくるしで、もうワタクシ混乱デス!!(すいません、この段落、本筋とは無関係です)


果たして本当の真実は!?(by元春)


こういう、「うそつきは誰だ!?」みたいな演出、私は好きですね~。

そして1話でちゃんと謎解きしてくれるスッキリ感も、イイ!


さて、ミーガンの父の自殺疑惑問題は進展なし、ミーガン&トミーの行方についても、いろいろありつつ目立った進展なしです、念のため。



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