「リゾーリ&アイルズ3」第6話です。
http://www.wowow.co.jp/drama/rizzoliisles/
#6 仮面 Money Maker
今回のテーマの一つは、「家族」。
ホープから食事に誘われて、ついつい自分の家に誘っちゃうモーラ。
私だったら絶対にありえませんが、アメリカ人だったらなくもないのかな。
でも自分も検視官として仕事で忙しいのに、家に誘うなんて・・・
やはり全部自分で用意することはできず、ジェーンの母アンジェラに助けてもらうことに。
ホープがモーラの家に連れてきた18歳の娘は、食事中でも会話に参加せず、スマホとにらめっこしているような不躾なガキ。「18歳だもの」ってモーラは庇うのですが、私なら、こんな子供連れてくんなよって思いますね。
18歳でも8歳でもです。正直、親の品格まで疑いますよ。お母様がお偉いドクター様とはいえ、お宅、大丈夫?って。
でも、ホープはモーラの実母。そんな風に切り離せないのは当然です。
けど、その18歳の彼女が席を外したとき、ホープは娘が難病にかかっており、腎臓移植をしないと生きられない、しかし自分の腎臓は適合しなかった、と打ち明けます。この時点で、あぁ、モーラのが適合するんだろうな、って想像できました。
案の定、モーラの腎臓はその妹に適合することが判明するわけですが、そこで腎移植に何のためらいもないモーラには、感心する前にまずえっっ!?って思いました。それくらい、彼女の潔さにまずショックを受けたのです。
腎臓は確かに一つでも生きてはいけます。大切な兄弟姉妹が、それがないと死ぬというくらい必要としていれば、適合するならあげたくもなるのは当然かもしれませんが、ついこの間まではその存在も知らなかった妹への提供に、果たしてあの反応はありうるのだろうか・・・
だって、二つあるものが一つになるということは、当然その残された腎臓一つへの負担は倍になるわけですよね。つまり自分の腎臓疾患の危険性が高まるわけです。それに、事前に適合することが分かったからって実際に入れてみなければ何とも言えないし、合わなかったら、残念でした、じゃぁ戻そうってわけにもいかないものですよね?
いや腎移植のことはよくわかりませんが、その辺りのリスクはよく考えるものでしょう。つまり、腎移植した場合の、今後の自分の生活への支障や、仕事への負担、高齢になってからの腎臓疾患や透析のリスク、そうなってしまった時のライフプラン等々具体的な不安とリスクヘッジ。そもそも気持ちとして自分はどうしたいのか、後悔したり後になって誰かのせいにしたりすることはないないだろうか、とはいえ妹だし、何より移植しなければ死んでしまうし、どうすることが自分としても最も納得がいく結論なのだろうか、、、くらい葛藤するのが人情じゃないですか?
爪を切るのとはワケが違うんですよ。
モーラは医師ですから、その辺のリスクは百も承知なはず。
それでも当然のように自分の腎臓を提供しようと考える。
しかも、自分が娘ということをカミングアウトすれば、ホープやその娘(自分の妹)までも傷つけてしまうので、匿名で提供しようと名乗り出る。モーラ、あなたはマリア様か。
とにかく、モーラはそこまでしたのに、なんですか、あのホープ親子の態度は!?
ええ、私は怒っていますよ、怒り心頭です!=3
そりゃ、いろんなことがショックだったり信じられなかったり、そもそもとても弱っていたりで、ストレスを抱えているのはわかります。
けど、ホープ親子よ、あなた方はモーラの気持ちを考えたことがあるのだろうか。
彼女のこれまでの人生や、本当の父親がマフィアの親玉だったことや、死んだと思っていた母親が生きていて、その娘が末期の難病で、自分の腎臓を提供するにいたった、彼女の心境に、少しでも思いを至らせようとしましたか!?
いいえ、あなたたちは取り付く島もなくモーラにひどく冷たい言葉を投げつけ去って行きましたね!
そういう態度、人としてどうなんでしょうかね!
と私は一人で怒っていましたが、モーラは別にそうでもなさそうなので、まぁいいです。
とはいえ、あのホープの娘、というかモーラの妹が、モーラの家を後にする時、モーラを見つめながら、後ろ髪を引かれるような切ない表情をしていましたね。複雑な思いはあるのでしょう、そうに違いないです。
多分、彼女はいつか、モーラに対して感謝する日が来ると思いますよ。
でも腎臓移植を受けなければ、そんなチャンスも無くなります。
とにかく、あなたには時間がないんですよーー!!
というわけで、今回も、事件の内容には全く触れずに終わってしまいそうなので一言。
あの不動産屋の美女、日本語訳のセリフを当てていたのはサマンサ・ジョーンズの声優さんでしたね。
セクシーな女性はあの声ハマりますよねっ
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