不誠実な者の家族が払うべき代償「スキャンダル2」#2 禁じられた愛 | 人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

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海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

WOWOWドラマ「スキャンダル」第2シーズンです。

http://www.wowow.co.jp/drama/scandal/


まず、初っ端こんなことを言うのもなんですが、

毎週楽しみにしていた番組後のおまけコーナー、「手嶋さんのワシントン事情」がなくなってしまいました。

確かに先週は若干ネタ切れ気味だなと思わせるような内容でしたが、まさか終わってしまうとは…

楽しみにしていたのにガッカリです。・(ノД`)・゚・。ウワーン


さて、<#2 禁じられた愛 Dirty Little Secrets>です。


行方不明の牧師を探すよう依頼を受けたオリヴィアたちが見つけたのは、ホテルの一室での牧師の腹上死現場。

しかも、愛人は牧師の下で、手錠をかけられたまま裸で動けないでいた...!


人権派牧師の腹上死とは、まさにスキャンダラスなモチーフです。

牧師の妻の依頼で、この事件のもみ消し工作に奔走するオリヴィアですが、愛人の方は混乱しながらもなかなか了承せず、600万ドルという巨額マネーを要求します。

愛人には子供がいました。牧師とは長い間柄で、真剣な恋仲であり、つまり愛人の要求は本当はお金ではなかったのです。


こういうのが、ことをおさめようとする代理人にとってはもっとも面倒なケースかもしれません。

お互いの妥協点を探り、なんとか相手方の願いを叶えようとしてももうそれは叶わない、そもそも牧師は死んでしまったのですから。


この件を通じて、当然オリヴィアは自身の立場と重ね合わせます。

ファーストレディであるメリーも同様です。

この二人の心の機微が今回ひとつの見どころでしょう。


それにしても、ですよ。

まぁいろんな事情、というか情事があるのは分かりますよ。


しかし結局のところ、牧師にしても大統領にしても、彼らの不誠実が招いた悲劇ではないでしょうか。


牧師は多くの人の人望も厚い立派な人物だったのかもしれませんが、愛人の子があんなに大きくなるまで(5~6歳でしょうか)、問題を先送りにして、とりあえず楽しいことだけを享受してきた。

大統領は、妻の裏切りというきっかけがあったにしろ、選挙スタッフと恋に落ち、さらに別のスタッフと一時の情事に耽った。

お互いそれなりの心の葛藤や辛い思いはしたとは思いますよ。

けど、本当に自分が出来ることやすべきことを最大限してきましたかね?

少なくとも客観的には、その誠意はあまり感じられないし、現実問題まったく実っていません。


牧師について言えば、手錠プレー中の腹上死なんて、自分自身にとってはいわば最高にハッピーな結末ですよ。

好きな人と、好きなことをしながら昇天していくんですからね。失楽園、渡辺淳一の世界です。


その結局、残された妻はひどいトラウマを抱え、思いもよらない代償を払わされることになります。


なんということでしょう!ジーザス!!


さて、リンジー・ドゥワイヤー(=クイン)事件の謎ときにも若干進展がありました。

といっても、オリヴィアが司法のてっぺんともどうやらつるんでいて、国家の一大事的な秘密にかかわっているらしいという程度のこと。

いやいや、オリヴィアはアメリカンプレジデントの大事なところを握ってる人物ですよ。

いまさらそんなことには驚きませんけど。


それにしても、オリヴィア、今回もかわいいコートを着てましたネ。

ソフトな色合いが褐色の肌に映えまくりです!!


人生にドラマを!~トコのドラマ日記-オリヴィアのフェラガモコートに注目!












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