「スキャンダル2」スタート!言いたいことがありすぎてまとまりません | 人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

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海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

WOWOWドラマ「スキャンダル」です。

先週、大きな謎を孕んだままファーストシーズンが終了し、すぐ始まるのですから、つなぎ止め効果は高いですね。


今回はファーストシーズンでクリフハンガーとなったテーマ「クイン・パーキンスは何者なんだ?」というところからのスタートではありますが、同時に下院議員のセックススキャンダル対応というちょっとした事件も抱えることになりました。またアメリカンベイビーの誕生に沸く大統領周辺もテーマの一つです。


今回ゲスト出演をしている下院議員は「私はラブリーガル」に出てくるイケメン弁護士のグレイソン、「アンフォゲタブル」ではキャリーウェルズとちょこっと付き合ってたマフィアの息子ですよね。なんというか育ちのいい上昇志向のイケメン風な容姿、ということでしょうか。セックススキャンダルにはもってこいの素材かもしれません。

スティーブンがいなくなってしまってさみしい思いをしているイケメンフェチ視聴者に、とりあえずの絆創膏、でしょうか。いえ、冗談です。


その下院議員のスキャンダルについてのオリヴィアの危機管理対応策としては、スキャンダルビデオの流出が止められないとなるや、一転、先に流出してしまって、その後の彼の対応を毅然としたものにすることで、逆にスキャンダルにつぶされないブレない政治家ぶりをアピールする、という方法論がとられました。


私は理想的な危機管理ってこういうことだと思います。

事故(スキャンダル)というものは、もちろん起こしてはいけないし、起こさないための最大の努力をして予防策をとっておくべきものですが、絶対にゼロということはなく、やはり一定期間に一定数、起こってしまうものです。

問題は、事故処理をいかにスムーズにしていくか、できればダメージを最小限に、あわよくばピンチをチャンスに変えてしまう、それが危機管理に与えられた使命であり、腕の発揮しどころです。


それはそうと、今回のメインの見どころはもちろん、クインことリンジー・ドゥワイヤーの秘密でしょう。

今回、明らかとなった事実としては、クインは偽のIDであり、その正体のリンジー某という人物は、2年前にその恋人を腹いせのために殺害し、その手段としてとった爆弾事故により、罪なき同僚6人も一緒に殺してしまった、というものです。


クインの主張としては、自分は無実で、事件当日、何者かにさらわれ?起きたらそこはホテルの一室で、新たなパスポートやIDが全てお膳立てされていた、そして、すぐにクインとして人生を再出発することができたのだ、ということでした。


この主張は荒唐無稽であり、ほぼ検察の主張が通って、死刑やむなし、という空気の中、オリヴィアは一本の電話を入れます...


ということで、この謎はまだ全ては解決しないのでした。シーズン中しばらくは、このネタで引っ張るつもりでしょう。いいですよ、1回で解決するとは思っていなかったしね。


さてさて、大統領周辺ですが、アメリカンベイビーがいよいよ誕生しそうという時に、ファーストレディであるメリーの勇み足により、大統領夫婦の仲は再び不和に。その際、またまたフィッツジェラルド・グラント大統領、ちっちゃい男っぷりを発揮していましたね。「ファーストレディの仕事はガーデニングと部屋作り、そして奇麗に着飾っていることだけだ!(怒」ですって。あのねフィッツ、ええ気持ちは分かります、国民に選ばれた大統領はあなただし、メリーは多分にいけすかない女ではありますよ。でも正直、これって大統領たるものがファーストレディに対して決して口にしてはいけない最悪ワードではないでしょうかね。

結局、アレですか、周囲から絶大なる信頼を勝ち得るようなカリスマ性を持った男というのは私生活では案外ちっちゃいものだよ、ということを描きたかったんでしょうかね、ションダライムズは。それならなんとなく、というか大いに納得するものであります。


とまぁこのように、これからもますます楽しみなこのスキャンダルですが、新シーズンスタートについてちょっと残念だったことが二つあります。


まず、先ほどもチラッと書きましたがスティーブンがいなくなってしまったこと。前回の終わりらへんで、スティーブンの婚約破棄も時間の問題ではないか、ということを匂わせる彼自身のせりふがあったのに、婚約者と新しい生活を始めるためにワシントンを出た、という展開は、視聴者としては納得できません。出演料交渉がうまくいかなかったのでしょうか。ま、仕方ないですが。


そして二つ目ですが。これはあまり言いたくはないのですが、日本語版のエンディングテーマに、あるガールズバンドの曲が使われているのですが、タイアップとはいえ、番組担当者は何を考えているのか、ファーストシーズンから疑問でした。いえ、ガールズバンドとしては彼女たちのパフォーマンスは別にそんなに悪いものではありません。でも、このドラマはワシントンのフィクサーの話ですよ洗練された大人の話です、ティーンの学園モノとか高校白書とかじゃないでしょ。だいたいドラマで使われているBGとの落差、激しすぎます。番組全体の雰囲気を壊しかねません。ファーストシーズンで終わるものと思っていましたが、引き続き、物語がさらに深刻とならざるを得ないセカンドシーズンでも、最後にあの曲を聴かせられることになるとは...


そのあと手嶋さんが出てきてホッとしましたよ。

ちょっとネタが枯渇してきた感じですが、これからも期待しています!



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