「スキャンダル」です。
http://www.wowow.co.jp/drama/scandal/
このドラマ、全7話で終了ということですので、いろんな問題を抱えたままシーズン終了を迎えるのでしょう。なんでこんなに短い連載なのかは分かりませんが、そのうち、日本でもこのドラマがメジャーになってきたころに明らかになるかもしれませんし、ならないかもしれません。
演出はさすがションダ・ライムズ、またジョージ・H・W・ブッシュ(パパの方)の側近でありワシントンのフィクサーだった、このドラマのモデルとなる人物ジュディ・スミスがエグゼクティブ・プロデューサとして参加していますから、リアリティもあって、とても迫力もありドラマティックな面白い作品です。
ところが一点、とても気になることがあります。
オリヴィア・ポープの表情です。
オリヴィアはやり手のフィクサーであり、スマートでクールで率直な物言いが魅力なわけですが、大統領を前にすると、そこが公の場であろうがなんだろうが、とたんにしおらしい表情になります。これがもう、極端すぎるんです。
強い女が好きな人の前に出ると急に女々しくなる、ということを表現したいのはわかりますが、その女々しさたるや、目に余るというか、私は思わず目をそらしてしまうほどです。
実際、こういうやり手のフィクサーみたいな女性は、ほぼ例外なくツンデレなわけで、人前でこんな表情、故意や何かの策略でもない限り、絶対にしないと思います。
表向き常にクールビューティを保つはずです。
二人っきりのときは別ですよ、そりゃ、デレっとなるでしょう。ツンデレなんだから。
でも、選挙キャンペーン中の廊下で、その表情はないでしょう!ってくらい、だらしなく女々しい表情になる。
これも計算されつくしたションダ・ライムズの演出なのでしょう。
男はこれを見てぐっと来るのかもしれませんね。
ちなみに、大統領の表情については、そんな風には感じません。
「素敵な女性に心を奪われたただの男」っていうのがとてもよく表現されているように感じます。
これはやはり、私が女だからなのかもしれません。
ちなみに、このドラマの最後におまけコーナーとして出てくる、元NHKワシントン特派員の手嶋さんの話、いつも楽しみにしています。彼のワシントン事情は、このドラマを解読するのにとても役に立っていますし、彼の独特なソフトな話し方がとても好きです。
このコーナーが、ドラマをより興味深いものにしていると思いますよ。
彼の起用はアッパレ!です。
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