なかなか進まないからやめられない「ザ・フォロイング」 | 人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

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海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

wowowドラマ「ザ・フォロイング」5回目に入りました。
面白くて、続きがすぐ見たくなるような作りです。


連続ドラマは、次が見たくなるように作らないといけません。
そのためには、細かい要素もいろいろあるのでしょうが、
基本的には2つだと思います。


(1)いろいろあるのに物語自体は前進していない
(2)ラストシーンに効果的なクリフハンガーを持ってくる


(2)は連続ものの基本だからいいでしょう。

ちなみに「クリフハンガー」というのは、米国ドラマにおいては、特にシーズン最終回に見られる、続きがあることを印象付ける、強烈に中途半端な終わり方という風に使われているようですが、毎回のラストシーンにおいても同義と考えその言葉を用いています。


(1)ですが、韓国ドラマにおいて強く感じます。
韓国ドラマ1回が長く、しかも連載も長いことが多いですが、
物語の進行は遅々としてなかなか進みません。


「ザ・フォロイング」に関しても、同様の方法論が適用され、
本当にいろんなことが次々と起こるし、登場人物たちの過去が少しずつ暴かれていってはいますが、ジョーイは誘拐されっぱなし、カルトな3人は逃げっぱなし、という現状はいまだ変わっていません。


とにかく視聴者を引っ張って引っ張って、だけど飽きないように合間にいろんなエピソードをはさみながら、結局物語は進んでいない、という手法です。


第5話の見どころは、主人公ライアンとカルト犯罪者たちの心理戦です。
ライアンはプロなので、犯罪者たちに言葉だけで揺さぶりをかけます。
犯罪者たちは、「ハッタリだ!」とかいいつつも、ライアンの落ち着いた態度に恐怖を感じます。


しかし、ライアンには「ペースメーカー」という致命的な弱点があり、犯罪者たちにはいつもそこを突かれます。
なので、視聴者としても安心して見ることはできず、常に緊張感とともに見るしかなくなっています。

私もイライラしながらこの膠着状態から目を離すことができず、
つまり、まんまとこの演出にハメられているわけです。


はやく来週の火曜日が来ないかな!!



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