- 本日は映画評です。
- 桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]/神木隆之介,橋本愛,大後寿々花
- ¥5,040
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wowowでやっていましたので早速。
この映画、分かるとすごく面白いんだけど、分からないと何が面白いのか、何を表現したいのか、全然わからないと思います。
で、お勧めは、町山さんの「映画塾予習編」を見て、予習してから見ることです。
面白さが断然違うし、感動もひとしおです。
町山智浩の映画塾!#94
『桐島、部活やめるってよ』<予習編>
http://www.wowow.co.jp/douga/detail.php?movie_id=66387
終わったら復習編も見たらいいと思います。
感心したのはみんなのせりふ回しが自然すぎて、これ脚本あるのかしら?と思ったほどです。
みなさん本当に上手なんでしょうね。
その才能を引き出している監督も素晴らしいと思います。
映画部の男の子が吹奏楽部の女の子をさして呟く、
「あいつ、絶対、吹部の方が偉いと思ってるよ」
みたいなセリフにも笑いました。
私自身、高校生だったことが遠い昔にありますが、部活ヒエラルキーみたいなのってあったのでしょうかね。ほとんど忘れてしまいましたが、恐らく、私の高校はさほどそのヒエラルキーが鮮明でなかったと思います。私が他人にあまり興味がなかったのも原因かもしれませんが。
映画部の部室が、剣道部の更衣室の一角をカーテンで仕切ったところにあって、剣道部員に申し訳なさそうに入っていく姿もプッと吹きました。
そんな高校生活にありがちな風俗が垣間見られるところがこの映画の魅力でもあります。
私は学生時代、特に映画少年(少女)だったわけでもないですが、ラストで図らずも訪れるゾンビ襲撃シーンには泣きましたね。感動しました。
ドキュメンタリータッチで撮るぞーみたいな現場魂とでも言うのでしょうか。
唯一、オタクな映画部長である神木くんがカッコよく見えるシーンです。
最後に。
私は多分、桐島のこと、あんまり好きなタイプじゃありません。
そもそも、部活の主要人物のくせに部活を止めてしまうようなヤツが嫌いです。
会社でもみんなに懇願されて、惜しまれて辞めていくような人に未練は持たない方です。
組織を見切って旅立っていく人間は、その組織にとって価値のない人間ですよ。
残った人たちで、自分のやるべきことをやりましょうよ。
...ほとんど映画評のようなことはしていませんが、町山さんの批評および評価がほとんど完璧ですので、それ以上、語るべきことはありません。
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