昨日・今日はデンマークの留学生と一緒に過ごした。

今日話した中で、学費や生活費の話が印象的だったのでメモします。

デンマークでは医療や学費は無料で、

医学生の彼女達は政府から月8万円の援助を受けている。

デンマークのほとんどの学生は、18歳くらいになると、家を出る。

そして家を出たあとは、基本的に政府からの8万円と自分の稼いだお金で暮らしていくらしい。

日本の国立大学の年約60万の学費でも高いと驚いていて、

どうやってそのお金を支払っているのかという質問には熱がこもっていて、

本当に意外だったようだ。

日本にも奨学金制度があって、ある程度の支援は受けられることを話すと

すこし落ち着いていたが、やはり日本人の20才を過ぎても親に学費・家賃を払ってもらっている様子は

信じられない様子だった。はっきりと甘やかされているという表現を使っていた。

国の福祉が充実しているが、このように若い人たちがいち早く自立できるように、

学費や生活費の援助をするシステムは人を育てるという意味でも効果的な手段なのかもしれない。


ノルウェイの友人からは福祉が充実しているので、働かなくてもある程度収入が国からあり、

若者達のやる気がなくなっているという、福祉の落とし穴の話も聞いたことがある。

デンマークではそれほど大きな問題にはなっていないと聞いたが、

福祉の充実の仕方によっては人をダメにする政策と、人を育てる政策があるのだと感じた。


政策により、人を左右するというのはある意味シビリアンコントロールなのではとも言えるが、

人は干渉しなければ社会的に良いとされる人格に育つわけではないと最近考えてしまう。

私はどちらかと言えば性善説派だが、人には様々な欲望があり、

やはり社会全体で人を育てる仕組みというのは昔も今も求められているのではないだろうか。


現在では村などの小さい枠が疎遠になって機能が薄くなっている分、

国レベルの政策として人を育てるという視点がさらに求められていると感じる。