あいりん地区
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大阪府大阪市西成区萩之茶屋周辺のJR大阪環状線新今宮駅より南に位置する日本最大のドヤ街・寄せ場(日雇労働者の就労する場所)となっている地区の愛称である。旧来からの地名である釜ヶ崎とも呼ばれる。
あいりん地区には路上生活者が数多く居住し(大阪市内の路上生活者は4,069人)、約20haの面積に3万人の人口があると言われる。そのため治安が悪い。しかしこの地域は住所不定の日雇労働者が多いため、人口統計は国勢調査でもはっきりつかめていない。
あいりん地区の周りはかなり整備されておりJR新今宮駅の北は通天閣・新世界・でんでんタウン・フェスティバルゲート・スパワールドが立ち並ぶ観光地的な町並であるが、南のあいりん地区では路上生活者が昼間から寝ていたり日雇労働者向けの簡易宿所(ドヤ)が密集するなどしている。
NPO団体や宗教団体などによる炊き出しなどが頻繁に行われており、実施の際は公園に人が列を作って並ぶことがある。また、この地域の物価(料金体系)は隣接している他地区と比べて総じて低いのが特徴となっている。
周辺は暴力団事務所が多数ある。西成警察署から目と鼻の先の国道沿いには延々と不法駐車がなされているが、取締りが意味をなさないので放置状態である。
日雇い労働者の高齢化が進んでおり、日雇いの仕事も2,000件程度とバブル景気の時期に比べて3分の1にまで減少している。
また、生活保護も急増しているが、支援活動があるなど生活しやすいためである。保護目的で移住する人や、他の自治体窓口で大阪までの片道の電車賃をもらい移住する人もいるなど、本来他の自治体が負担すべき生活保護費を事実上大阪市が負担しており、大阪市の生活保護費の増大・財政難の原因となっている
住民登録問題
あいりん地区にある釜ヶ崎解放会館などに住民登録をしていた労働者の相当数が実際には登録場所に居住の実態が無い状態が発覚したため、2007年以降に大阪市が実態調査をすすめており居住実態のない住民登録を順次抹消している。これに対し労働者や支持者は、選挙権など公民権が剥奪されるため反対運動を続けている。各政党にも協力を要請したが、自由民主党から日本共産党に至るまでこれを黙殺したという。
これまでに市は市内全域で調査を進めており、同年3月下旬からこれまでに約3,290人の住民登録が抹消された。あいりん地区がある西成区の場合、西成区役所が8月2日から10月16日までに調査を実施。同一住所・同一建物で10人以上が住民登録している簡易宿泊所など151施設を抽出し1部屋に数人が登録されているなど不自然な点があった117施設には実際に職員が出向いて実態調査を行い、4591人分の居住実態を聞き取った。住民登録されていた人のうち817人は実際に居住、66人は死亡、413人は調査日までに住所変更を届け出ていた。西成区役所では今後とも毎年調査を行うほか、住民登録が抹消された人も居住実態が確認できれば改めて登録を行うとしている。