冬休み中の子供達
娘が塾の冬期講習を
ZOOMで受けています。

授業中に鼻をすする音。

「大丈夫?」
と聞くと
「後でね」と。

授業が終わって聞いてみると
国語のテキストの内容に涙が出てしまったそう。
私も読ませてもらうと、
ジーンとくる文章。

重松清さんの、『口笛番長』

大切な家族でもあった
老犬との最期の場面。

少年が『ありがとう』の言葉で別れるシーン
どれ程大切な家族の一員だったかが
ひしひしと伝わってくる文章

お父さんの少年に語りかける言葉
『いなくなったら悲しくて
泣いちゃうくらい
大好きな相手がいるってのは、
幸せなことなんだよ』

そんな風に優しく包み込む言葉を
言ってあげるられるお父さん。
この子は幸せだなぁ、と。



娘と私のやり取りを聞いていた、
超クールな我が息子
「テストの時は小説とか物語文に
感情を込めて読んじゃだめだよ。」と。

確かに。

そこで止まってしまったら、
進みませんものね。
急に現実に戻されてしまいました。 

だけど、どんな時であっても
心が揺さぶられる文章に
出逢えるなんて素敵じゃない?

そんな、今はクールな息子も
大好きなお祖父ちゃんとのお別れで、
壊れるんじゃないかと
心配するくらい、
泣いていた事が
忘れられないです。

そう言えばいつから
感情をあからさまに
見せないようになったかのな?
そういう年齢になってきたのかな?

娘はとても感受性が豊かで、
相手の何気ない態度や言葉に
傷付くことも多々ありますが、
そんな娘が安心して成長していける
家庭でありたいと思っています。

母である私が、
丸ごと受け止めてあげられるよう、
マインドフルに
優しく見守って行きたいです

娘の国語のテキストから
発展して…
そんな事を感じました。