暗い紫色の空
黒い刺のような森
葉の一枚もない
生き物は何もいない
人も
魔女すら
そこにいるのは私だけ
探してる
探してる
夢を見て
目が覚めて
苦しくて
苦しくて
何日も笑っていない
毎日笑って暮らしていたのは
あのこがいたから
毎日笑わせてくれて
私をお喋りにさせた
口笛を吹いた
部屋中を追いかけ回して遊んだ
ぴょんぴょんと言うと手から手に
タッチと言うと私をかすめる
楽しそうに電話をしていると
ピヨリ ピヨリ ピーピー
と繰り返し
じゃまをする
食べ物を取り合って
ケンカをする
娘と私の間に入り
一緒に話す
焼きもちを焼く
私が泣くと
不安そうに
細い声で鳴いた
私の心から
感情が消えてしまった
見つけなければ
早く
見つけなければ
焦るばかりで
胃が痛み
自分に水をやることも忘れて
心は
自責の念に固く閉ざされて
逢いたい気持ちは
義務感と混じり合って
疲れが増して感情が薄れる
私は私を見失っている
心も
逃げてしまった
頭が痛い