世界にたった一人



私の心の痛いところに手を当て

祈り

いたわり

慈しんで



両手で包むように

心を寄せてくれる人がいる




私の心がすっかり曇って

何も映さなくなって



見えなく

聴こえなく

感じなくなって



人形の様になってしまっても

キミは両手で温め続けた






私の心を

注意深く見守って



壊さないよう

落とさないよう

大切に扱って

キミの心の体温で

ゆっくりと

私の凍りついた心を

溶かしたんだ







いったい

どれくらいの時が流れただろう







とうとう

私は 声を上げて笑った






キミが

私の心を 拾い上げてくれた









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遥か キミの住む街の方に

夕日が沈んでゆくよ