雫を 抱っこして眠ったけれど

つぶさないようにと 気になって

何度も 何度も 目が覚めました




私の体温で

少し 雫の身体が 温かくなってきていました




次に 目が覚めた時には

間違いなく 雫の体温が 戻ってきていました

最初は お腹の辺りから 温かくなって

とうとう 雫はぱっちりと 眼を開きました

長く眠っていたせいか

おぼつかない動きで 身体を起こすと

私の指にちょこんと とまりました



やっと起きたね

しーちゃん



雫のとまっている指から 雫の温かさが

いつものように 

ほっこり ほっこり 伝わってきます

私は ほっとして

雫に微笑みかけました





次に目が覚めると

雫はまた 小さな棺で 花に埋もれて 眠っています

唇を寄せてみると

さっきの温かさは なくなっていました








でも

あの温かさ

感触







最後にもう一度

逢いに来てくれたんだね