私の目の前を横切った
紋白蝶




ひらひら

ひらひら



上へ下へ
右へ左へ

流されて




頼りなく去っていった




少し羽が千切れていたね




あなたは
その傷に
気付いてはいないのでしょうが




可憐さと
痛々しさを

背中合わせに持って生きるあなたが

なんだか無性に
愛おしいよ