傾いた午後の日差しを
漆黒の体いっぱいに浴びて

うっとりとくつろぐ
一羽のカラス




気持ち良さそうに
もこもこに膨んで
大きさはいつもの三割増し




カラスは羽に空気を含ませたまま

見上げる私を
電線から見下ろす




目をぱちぱちさせて
首をかしげて








こんな平和が
悔しいほど尊いね