実は私、小学校五年生の時、自転車でピアノ教室に向かう途中(警察の人には、あと2秒早かったら死んでた、と言われるくらいの)交通事故にあった事があります。
幸い左の鎖骨骨折だけで済んだので良かったのですが、、、それより何より病院に迎えに来た母の言動がずーっとショックでトラウマ(?)だったのです。
救急車で運ばれ、病院でレントゲンとギプスを巻かれて廊下で一人待っていたら、母は、なんと爆笑しながら登場。
明確に覚えているのですが『大丈夫?』的なごくありふれた質問は投げかけられもせず、なーにやってるのよ、行くわよ!みたいな感じで車に乗せられ、
その後も、家で誰かに笑いながら電話している姿を見て、もう本当にショックで、一人で部屋で泣いたものでした。
週末に来てくれたおじいちゃんが『人生は色々な事が起こるものだよ。命は大切にしないとね』と肩をポンポンしてくれて、それがまた骨身に染みるというか、、、
とにかく英国紳士顔負けのジェントルマンで、いつでもスマートでシュッとしているおじいちゃんだったので、そういう優しい対応に涙が止まらなかったのも忘れらない思い出。。。
そんなおじいちゃんはひとまず置いておいて。
母ですよ、母!
やい、それでも母親か!とやや反抗期に差し掛かって来ていた私は、この件を相当根に持って生きてきたんです!(って、もうすっかり忘れてましたけどw)
前置きが長くなりました!
その母と、昨日電話で『娘が避難訓練のサイレンに驚いて、本当の災害でママが死んだと思い込んだらしく、訓練のあと、一人泣いてしまった上にオモラシしたらしい』と話していたら、
母が『人間、本当にショックな事があると、モラしてしまうのは仕方ない事だ』みたいな事を言うので、よくよく聞いてたら、
私の交通事故の際、母も(細かくは書きませんがw)娘と同じような経験をした、というまさかのカミングアウトがありました。
それを聞いた時は、なんと言うか、驚きももちろん、むしろ何か(偏ってる?かもですが)こみ上げる嬉しさもあり、不思議な感じでした。
長い事、心のどこかに引っかかってた何かがスーッと取れたような。
今思えば、あの爆笑での登場は、母の動揺の裏返しだったのかなーと、思いやれるまでになりました!私も!(笑)
でも娘が交通事故で死にかけたら、私はやっぱり『大丈夫?』って聞いてあげたいけどね
