ちょこちょこKindleでマンガ買ってたりしますが、久々にクリティカルヒットしたので紹介と感想をば。紹介するタイトルは「恋する(おとめ)の作り方」。一迅社とPixiv共同のWebコミックcomic POOL連載の作品となります。ジャンルはラブコメ、キーワードはズバリ「男の娘/女装男子」です!
■あらすじ
「御堂賢士郎(みどう けんしろう)」は、姉の影響で実はコスメが大好きという秘密を抱えています。そんな御堂は姉以外にもメイクをしたい!ということで、幼馴染の冴えない陰キャ「日浦美果(ひうら みはて)」にメイクを施したところ、自分好みのととんでもない美少女に変身! めちゃくちゃ可愛くなった幼馴染にドキドキしてしまいます。一方で、普段と違って動揺している御堂の様子を見て、実は密かな想いを寄せていた美果はメイクしてもらい女子制服の姿で高校に通うことを決意して・・・」
■感想
正直言うと表紙絵で惹かれてしまったというのが本音で絵柄はめっちゃ好みです。単純にヒロイン(?)美果のビジュアルがめっちゃ可愛いいのに加えて、表情や仕草が本当に可愛くて素晴らしいです! だからこそ「だがしかし男だ!」という枕詞がとても映えてきますね。
ジャンル的には男性向け作品が多い印象ですが、作品のスタイルとしては少女漫画に近いので全年齢対象で女性の方も楽しめるかと思います。
コスメオタクな親友だけど、頼りがいがあって自分のために全力で尽くしてくれる所にドキドキしている「おとめ」な美果の様子にキュンってなる方も多いはず。若干のBL要素はありますが、気にならないのはその可愛さ故か… 恐るべし男の娘。
あと、関心したのは顔から下はちゃんと「男の子」として描き分けられてる所です。個人的には相方の親友と読者を惑わすための重要な要素だと思っていて、かなり気合入っているなと印象受けました。原作者さん女性だと思いますが、毎回変わる衣装や髪型などの拘りも女性作家さんならではですね。
■終わりに
「男の娘=女の子と見間違えるような見た目と仕草の男の子」は、10年前くらいにちょっとしたブームになって今は落ち着いた印象ですが、やはりポテンシャルは高いので落ち着いたというより定着したというのが正しいかもしれません。いわゆる「ギャップ萌え」の一種ですが、扱うギャップが性別という大きな要素なので破壊力もすごいですね~