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ここで、「サポート校」について説明しておこう。「サポート校」とは、一言でいえば「どんな生徒にも高校の卒業証書をとらせる努力をあきらめない」学校だ。入学しやすいと言われている定時制高校や通信制高校は、よほどの目標や自己管理能力がないと続けるのが難しく、中卒で入学した生徒で順調に卒業できる者は少ない。しかし、聖進学院はどんな生徒も受け入れ、必ず卒業させることを約束している。聖進学院がこだわっているのは、「全員が卒業する」こと。しかも、「笑顔で卒業していく」ことである。聖進学院は昭和五六年、高校再受験予備校として東京都文京区に開校した。六四年より通信制高校に在籍する生徒へのサポートを始める。「執着と情熱」「絶対約束、高校卒業」――を合言葉に、東京、神奈川、千葉、埼玉の四校で授業を行っている。学科は、普通科、個別指導科、福祉科、音楽科があり、それぞれの適性や希望する進路に合わせて入学することができる。普通科の目標は、自分のやりたいことを見つけること。個別指導科は人とコミュニケーションが取れるようになること。福祉科は人の役に立つ人間になること。音楽科は音楽を通して人を幸せにする人間になること。しかし、それが本当の目的ではない。「これだけはやり遂げた」という自信をつけさせることが目的だ。それぞれの科によってカリキュラムは違うが、生きていくための「自信」をもたせたいということは共通である。親はいつまでも守ってくれない。いつか必ず別れが来るからだ。一人でもできるという自信は、生きていく上で支えになる。富士登山は一年に一度、夏の二日間行われている。三七七六メートルという日本最高峰の登山に挑戦することで、さらに自信をつけてほしい。また、集団で登ることで他人とコミュニケーションを取ったり、配慮できるようになってほしい。そんな思いで希望者を募る。希望した生徒とは一人ひとり面談を行い、これらの目的が理解できているか、体力に不安はないか、登山の準備はしっかりできるかということを確認して登山隊のメンバーに加える。四校合同の行事は珍しいため、初対面での富士登山では生徒たちが緊張する。そこで、事前に顔合わせを行うことにしている。それが「決起集会」だ。通信制高校の聖進学院 サポート校の奇跡: 聖進登山隊富士山に登る presented by 聖進学院  ...