これは色の話。それぞれの色が織り成す物語。
この世界の大陸には二つの軍勢がある。
一つは魔界軍。人間達を滅ぼそうとする、よくある「悪者」と称される者達だ。
一つは王国軍。いや、人類軍と言うべきか。よくある「勇者」とやらがいる者達だ。
そして、今、人類軍でもう一つの軍勢が現れようとしていた・・・。
~人類軍/とある地下~
「なぁ、この石はなんだと思う?」
「さぁな、検討もつかねぇ」
「ただの丸っこい石で何もなかったりしてな」
「だが、直径5Mで寸分の狂いもないとすると何かあると思うのが普通だろう」
「そうだよな・・・ん?お、おい、ヒビ入ってるぞ」
「な・・・だが、この石はハンマーで叩いても割れなかったはずだ!」
「なら何が原因だって言うんd・・・おい、さらにヒビが広がってるぞ!」
そして、石が完璧に砕ける。
そこから、人が出てきた。
正真正銘の、人間が。
この瞬間、第三の勢力が生まれた。
「・・・誰だ」
「我が名は・・・我が名は、バージン・ホワイト」
「バージン・・・ホワイト・・・」
「どけ。雑魚に用はない」
「通してたまるか!」
一人が剣を振るおうとした。
もう一人は、それを気に求めなかった。
剣は、皮膚に弾かれた。
「・・・は?」
ありえない、生肌に鋼鉄が弾かれるなど。
そんな思考と意識は、顔面を殴られたことで飛んでいった。
「く、くっ!」
もう一人は報告するために、と言い訳を考えながら逃げる。
ホワイトは追いかけない。
彼はこれからどうするか考えていた。
そして、一つの考えにたどり着いた。
世界最強になることだ。