2026年4月27日。

今日は少し特別な目的を持って、大阪・福島区へと自転車を走らせました。

目的は、あの**「野田藤」**に会うため。

 

かつて五千円札の裏面に描かれたことで一躍有名になった、歴史ある藤の花。

 実は以前、その五千円札の話を聞いて一度訪れたことがあったのですが、その時は5月に入ってしまっていて、藤はすっかり枯れ落ちた後でした。

 

「今年こそは」 そのリベンジを果たすべく、まだ4月の今日、期待を胸に向かったのです。

祭りのあと、静かな公園で

まずは藤のマップを手に入れようと福島区役所へ。 

 

 

パンフレット棚を探しましたが見当たらず、職員さんに尋ねてみると、奥から一枚のマップを持ってきてくれました。

そこで告げられた、衝撃の事実。

 

「藤まつりは、昨日(26日)で終わってしまったんですよ」

 

「また、少し遅かったか……」 苦笑いしながらも、まだどこかに咲き残っているはずだと信じて、区役所からほど近い「大開公園」を目指すことにしました。

 

お昼ごはんは、途中のローソンで調達。 おにぎりと「からあげクン」を買うと、ちょうどキャンペーンでペットボトルのお茶がもらえて、なんだか小さな幸運をもらった気分。

 

公園に着くと、今朝方の雨でベンチはしっとりと濡れていました。

 どうしようかと思案していると、ちょうど座っていた方が席を立ち、運よく乾いた場所を確保。

 そこで、買ってきたおにぎりとからあげクンを頬張りました。

 外で食べるごはんは、それだけで少し特別な味がします。

 

途中に万博のノモの国がありました。

 

わずかに残った紫の余韻

その後、以前も訪れたことのある「下福島運動場」へ。

 そこには、私の帰りを待っていてくれたかのように、少しだけ紫色の花を揺らす藤の姿がありました。

 

藤棚の下では、花見を楽しんでいるグループも。

 満開の盛りは過ぎていたけれど、風に揺れるその姿は、どこか優雅で凛としていました。

「今年も少し、遅かったけれど」

散りゆく花びらを眺めながら、心の中で静かに誓います。

 来年こそは、一番美しい「咲き盛り」の時に。

 

――生きていたなら、の話ですが。

 

そんな少しの毒っ気を胸に、来年のカレンダーに紫色の印をつけたような、春の終わりの一日でした。