※最後に大事なお知らせがあります。
大文字で目立つように書きますので、どうかご覧くださいませ。
それと長いので無理なくお読みくださればと思います。
私は過去に異世界の江戸へ行った時、仙人の老人からお土産の玉手箱をもらいました。
そして家に帰ってその玉手箱を開けた途端、辺りは黄金色の蛍の光に包まれました。
何とも言えない美しい黄金色で、まるで吸い込まれるかのように見入っていました。
ところが、本当に身も心も吸い込まれることに。
私はこの箱の光に全てを奪われるような感覚に陥り、
遂にはまたしても意識が遠のいていくのを感じたのです。
目の前には見たことのない景色が広がっていました。
またしても異世界か?
この物語は以前の異世界旅行である、
【AI】異世界旅行Ⅱ【Generated】 | TOSHI‘s diary
の続きとなります。
ぜひこちらの日記も読んでいただけると幸いです。
それでは新しい異世界での出来事を語っていきましょう。
始め夕陽かと思っていた光景は、どうやら朝焼けでした。
時間の経過とともに人だかりが屋内に入っていって、
裏通りらしきところに入ると人通りが見えませんでしたね。
ただ、中からは賑やかな声が聞こえてきたりしていたので、
どことなく活気が感じられました。
いったいこの町というか世界観がどうなっているのか気になるところです。
街並みを見る限りでは中世ヨーロッパ(?)のような気がしなくもないですね。
人々の服装を見ていると古代ギリシャ(?)っぽいような気もします。
異世界好きな私はワクワクする反面、言葉が通じるのかといった不安が沸き起こります。
とりあえず建物の前にいる兵士(?)らしき人間に声をかけてみました。
ところが何を言っているのかさっぱりわかりません。
彼は苛立ってしまったのか、建物の中へと入っていってしまいました。
私が呆然と立ち尽くしていたところに、兵士の彼が戻ってきました。
そして何やらメンマのようなものを渡してきたのです。
何かよくわかりませんが匂いはありません。あまりおいしそうではないですね。
すると兵士も同じものを手に持っており、それを食べ始めました。
そして催促するようなジェスチャーで何か言っています。
どうやら「食べろ。」と言っているような気がしました。
腹を壊したらどうしようとか考えていると、彼は再びそれを食べて見せます。
思い切って私はこのメンマを食べてみました。
無味無臭でしたが、食感はこんにゃくのようなそんな感じでした。
すると驚くようなことが起こります。
兵士「俺の言葉がわかるか?」
私「おお~。わかります。」
兵士「これは食べることによって、言葉が翻訳されるこんにゃくだ。」
私「スゲー。漫画やアニメの世界だけかと思ってたw」
兵士「そんなことで驚いてたらこの世界では生きていけないぞ。」
私「そうなんですか。」
兵士「ところでお前、魔術と剣術のどっち派だ?」
私「魔術とは無縁なんで剣術派ですかね。一応有段者です。」
兵士「なるほど。だがお前は剣を持ってないな。」
私「俺の世界では銃刀法違反になるので普段から持ち歩きませんね。」
兵士「それはよくない。この世界では魔法か剣は必須だ。」
私「そんなに治安悪いのか。」
兵士「治安は良い。が、この国は魔物に囲まれてる。」
私「つまり魔物から身を守るために剣が必須と。」
兵士「そうだ。奴らがいつ領土を侵すともわからん。」
私「なるほど~。」
兵士「お前は日本人か?」
私「そうです。」
兵士「そこの武器屋で日本の刀が安く売られていたぞ。それを買うんだ。」
私「でも俺お金がないです。」
兵士「金目になるものを売ってでも刀を手に入れろ。」
私「わかりました。」
ということで兵士に教えられた武器屋とやらに行くことに。
ところがヨーロッパのロングソードばかり売っていて、
兵士が言っていた日本刀は置いていないように思えます。
店員「いらっしゃい。」
私「日本刀はありますか?」
店員「あるにはあるけど、この辺りで役に立つとは思えないね。」
私「とりあえず見せてもらってもいいですか?」
店員「ちょっと待っとくれ。」
店員はカウンターの奥に雑多に置かれた箱を探し始めます。
そして中でも小さな箱を一つ持ち出してきました。
私「短っ。」
店員「だから役に立たないし売れないんだよ。」
私「いくらですか?」
店員「まあ売れないとは言え、タダってわけにはいかないね。」
私「こんな金しかありませんが。」
私は元いた世界と江戸で手に入れたお金を店員に見せました。
店員「あんた日本から来たのかい?」
私「そうです。」
店員「魔物に囲まれたこの国にどうやって来れたんだい?」
私「かくかくしかじかでこの世界に飛ばされました。」
店員「う~ん。これがきれいだね。これをちょうだいな。」
彼はそう言って江戸の金貨を手に取りました。
これで商談成立ということで、私は脇差(?)を手に入れたのです。
こんな短い刀で魔物に太刀打ちできるかどうかはわかりませんが。
店員「お金がないなら、広場に行って武技を見せると良いよ。」
私「そうなんですね。」
店員「じゃあ頑張って。」
私は店員の勧め通り、広場で武芸を披露して金を稼ぐことにしました。
とはいえこんな短い刀で何ができるというのでしょう。
広場に到着すると、私のような目的で集まったであろう、
武器を持った人たちが大勢いました。
すると鎧を身に付けた一人の男が私に声をかけてきたのです。
男「私と勝負だ。いざっ!」
私「ええっ!? いきなり?」
突然の戦いに善戦するも、私の短い刀ではロングソードに敵うこともなく、
私は惜しくも敗れてしまいました。
負けて座り込んでいた私に、彼が手を差し伸べて言いました。
男「そんな短い刀で奮闘するとはなかなかの者だ。」
私「そいつはどうも。」
男「私の名前はナイト。ちょうど腕の立つ仲間を探していたところだ。」
私「俺はトシローです。よろしく。」
ナイト「さすが日本のサムライ。仲間になってくれ。」
私「まあ一人で心細いよりはマシか。いいよ。」
こうして私は、このナイトという戦士と行動をともにすることとなったのです。
その時でした。
広場内が突然騒がしくなったのです。
何と突然、魔物たちが侵入してきたではありませんか。
集まっていた戦士たちの中には戦う者もいましたが、
勢いに押されてどんどん広場から退却していきます。
そしてついに、私とナイトのそばにも魔物が襲いかかってきました。
ジェルが現れた!
私が脇差、ナイトがロングソードで応戦します。
ところが敵はジェルのようなネチョっとした感触で上手く切れません。
そんなこんなで倒すのに時間がかかってしまいました。
ナイト「くっ。こんな初歩的なモンスターに苦戦するようでは……。」
ジェルを何匹か倒したところでジェルたちは逃げていきました。
が、やがて姿を現したのはジェルのボスと思わしき大きなジェルでした。
キングジェルが現れた!
キングジェル「てめえら、よくも俺様の舎弟どもをいじめやがったな。」
私とナイトが応戦しますが、こいつもなかなか上手く切れません。
そして厄介なのが、引っかかれたり噛みつかれたりすると、
通常のジェルより痛いということです。
ナイト「くっ。私にも魔法が使えたら……。」
私とナイトは何度も何度も斬撃を加えますが、あまり効いていないようです。
このまま長期戦となって、こちらの体力が尽きるかと思われたその時、
突如巨大な炎が巻き起こりました。
聖職者らしき格好の男が私たちに加勢してきたのです。
そして彼はもう一度巨大な炎をキングジェルに放ちました。
キングジェル「熱ぃ熱ぃ! 乾いちまう! くそっ、覚えてろ!」
そう言い残してキングジェルは部下のジェルたちを連れて、広場から逃げていきました。
ナイト「助かった。何とお礼を言えば良いか。」
聖職者「いえいえ。それよりもお二方傷付いておられますね。町に戻って休みましょう。」
私とナイトは聖職者とともに町の食事処へと向かいました。
私たちは食事をすることによって体力を回復させていきます。
ナイト「私の名はナイト。こちらはサムライだ。」
と、ナイトは私のことをサムライだと紹介しました。
聖職者「私はモンクといいます。以後お見知りおきを。」
ナイト「苦戦していて気付いたんだ。魔法が使えたらと。」
モンク「なるほど。私で良ければ力をお貸ししましょう。」
ナイト「パーティに加わってくれるのか。それはありがたい。」
モンクが仲間になった。
私以外は髭面ばっかりの面々になりました。
まあでも魔法使いが仲間になってくれると心強いところではあります。
モンク曰く、攻撃魔法に加えて回復魔法も使えるのだとか。
これは主役以上に活躍しそうですね。
そんな私たち三人の元に、とある兵士らしき者が現れます。
兵士「キングジェルを倒したのはお前たちか?」
ナイト「そうだ。」
兵士「大変なことになった。公園の森が竜たちに占領されたのだ。」
ナイト「何と。それは私たちの出番だな。」
モンク「それは急な決定ですね。」
ナイト「文句を言うな。戦わなければこの物語はそれで終わりだぞ。」
モンク「仕方ありませんね。」
ということで私たち三人は公園の森を占拠したという竜退治へと向かうのでした。
トカゲ(?)が現れた!
こんなかわいいトカゲを刀で切り刻むというのはちょっと気が引けます。
しかしこのトカゲは成長すると竜になるらしいので、
とりあえずは倒しておかなければならないとのこと。
こちらの翼の生えたトカゲもかわいいです。
とはいえ竜になって人を食うようになるとのことなので、
かわいそうではありますが倒すことにしましょう。
トカゲ人間が現れた!
槍を巧みに使う中ボス的な存在です。
リーチに劣る私の刀ではなかなか太刀打ちできません。
ここはナイトのロングソードとモンクの魔法が活躍します。
何だか置き去りにされた気分でした。
竜騎士が現れた!
こいつは大ボスといった感じでしょうか。
何と空を自由自在に飛び回ることができるのです。
そうなると私とナイトの物理攻撃は届きません。
モンク一人の活躍で何とか勝利することができました。
私が活躍する場面は当面なさそうです。
ついに竜の森の主となったティラノサウルス(?)の登場です。
硬い鱗に覆われた皮膚は高い防御力を持っています。
そして鋭い爪と牙も持ち合わせています。
それでも私たちはそれぞれの武器で応戦します。
剣と魔法の連携技などを駆使してようやく倒しました。
と、思った矢先、ティラノサウルスが角と翼を生やして起き上がったではありませんか。
ティラノサウルスからティラノドラゴンへと進化したのです。
飛べるようになった分、これにはなかなか苦戦してしまいました。
私の短い刀などはティラノドラゴンには全く届きませんでした。
ここは私以外の二人に活躍してもらうしかありません。
剣と魔法の連携技を駆使して倒してもらいましょう。
そんなこんなで森から竜たちを追い払った私たち三人は、
街外れにあるお城へと招かれました。
竜たちを森から追い払ったということで、恩賞を受け取ることになりました。
しかし喜んでいたのも束の間。
王様から新たな戦いを要求されるのです。
王様「魔物どもの報復により、我が娘・ピンチ姫がさらわれてしまったのじゃ。」
ナイト「何と。ピンチ姫様が!?」
王様「今人質として囚われとる。勇者たちよ、ピンチに陥ったピンチ姫を助けるのじゃ。」
ナイト「ははっ。もちろんでございます。」
ということでピンチ姫とやらを救うべく、新たな冒険が始まるのでした。
それにしても王様の娘に対するネーミングセンスw
ここがピンチ姫を捕らえているという魔物の巣窟らしいです。
鬱蒼とした地下室へと入っていくことになります。
ここからは敵が一気に強くなるだろうということで、警戒が必要です。
幽霊が現れた!
私とナイトの物理攻撃が全く効きません。
頼りになるのはモンクの魔法のみです。
ここは彼の魔法に頼ることにいたしましょう。
デビルが現れた!
こいつには私の刀も効き目があるので、久々に活躍できそうです。
キングデビルが現れた!
この地下室の中ボスといったところでしょうか。
物理攻撃が通じるとはいえ、なかなかの槍の使い手で、苦戦を強いられました。
描写を避けていましたが、これまでに私は結構な傷を負いました。
その都度モンクの回復魔法で体力と傷を回復させてもらっています。
キリスト(?)みたいな人が現れた!
敵かと思いきや、彼は私たち人間の味方なのだとか。
キリストみたいな人が差し出したノートのようなものに、
ナイトがいろいろと文章を書き始めました。
そして再びキリストにノートを返します。
私「これは?」
ナイト「冒険の記録を書いたんだ。いわゆるセーブポイントというやつだ。」
私「なるほど。」
セーブも済んだということで、私たちは先を行くことに。
それにしてもこのキリストはどうやってここまで来たのでしょう。
イーブルドラゴンが現れた!
イーブルドラゴン「よくここまで来たな。だがこれ以上は進ませんぞ。」
鎧のように固い鱗、鋭利な角と牙、そして爪。それでも私たちは善戦します。
物理攻撃と魔法を駆使してある程度のダメージを与えたと思ったその時、
イーブルドラゴン「逆鱗に触れたな。」
そう言って狂ったように暴れ出したのです。
私たち三人は瞬く間にズタズタに引き裂かれてしまいます。
私は自分がボロ雑巾のように切り裂かれ、痛みに耐えきれず、
真っ先に気を失ってしまいました。
私「ああ……、このままタヒぬのか……。」
遠のく意識の中でそう思っていた時でした。
私を元の世界に戻していたあの仙人が目の前に立っていたのです。
老人「どうじゃ? 異世界には懲りたか?」
私「懲りたも何も、俺タヒぬんじゃないの?」
老人「今なら元いた世界に戻してやれるぞ。どうする?」
私「もし戻ったらピンチ姫とかいう人はどうなるんです?」
老人「魔王に食われるかもしれんな。」
私「じゃあ戦わないと。」
老人「これを見よ。」
仙人の老人が指さした先には、地下室に設けられた墓がありました。
私「何これ?」
老人「そこもとの墓じゃ。」
私「じゃあ俺はタヒんだんだ。」
老人「うむ。しかし再び戦う方法がある。」
私「どうやって?」
老人「この世界ではリセットすることで、セーブポイントから再び始められる仕様になっておる。」
私「都合良すぎな世界やな。」
老人「今なら元の世界に戻れるが、再び戦うか?」
私「戦う。」
老人「ではもう一度戦うが良い。」
すると目の前が一瞬真っ暗になったかと思うと、見覚えがある状況に戻っていたのです。
私たち三人の前にキリストのような男性が立っています。
私「これは?」
ナイト「冒険の記録を書いたんだ。いわゆるセーブポイントというやつだ。」
私「あの後全滅した?」
ナイト「ああ。作戦を考えないといけないな。」
私「あの時イーブルドラゴンは『逆鱗に触れたな。』って言ってたね。」
ナイト「お前、イーブルドラゴンの言葉がわかるのか?」
私「聞こえなかった?」
ナイト「ただ吠えてるだけだと思った。」
モンクも同じ意見でした。
どうやら私だけがイーブルドラゴンの言葉を理解していたようです。
まさか、言葉を翻訳してくれるこんにゃくの効果でしょうか。
こんにゃくを食べてからずいぶんと経ちますが、今も効果が持続しているようです。
ナイト「ところで『逆鱗』ってなんだ?」
私「竜の喉元に生えてる鱗で、触られると怒り狂うっていう東洋の竜の話。」
ナイト「よし、そこを避けて攻撃を続けよう。回復アイテムも多めに持っていった方が良い。」
長くなるので省略しますが、いったん地下室を出て町に戻り、
回復アイテムを買えるだけ調達してから、再びイーブルドラゴンの元へ向かいました。
イーブルドラゴンが現れた!
イーブルドラゴン「よくここまで来たな。だがこれ以上は進ませんぞ。」
私たち三人は逆鱗を避けて攻撃を繰り返し、攻撃を受ける度に回復をします。
物理攻撃と魔法を駆使してある程度ダメージを与えたところで、
イーブルドラゴン「人間ごときがここまでやるとは。」
そう言ってイーブルドラゴンは逃げ出していきました。
作戦は大成功だったようです。
イーブルドラゴンは何かアイテムを落としていったようです。
新しい短刀を手に入れた。
私の刀もだいぶなまくらになっていたところだったので、
これは嬉しいアイテムゲットでした。
相変わらず短い刀なのが残念ですが。
魔王が現れた!
ナイト「人間!?」
魔王「その通り。だが並の人間ではない。魔術を極めし者だ。」
ナイト「ピンチ姫様はどこだ?」
魔王「この奥だ。私の妃となる手はずだ。」
ナイト「そんなことはさせない!」
魔王「それが嫌なら人間の領土を全て明け渡すことだな。以後魔物どもに屈するが良い。」
ナイト「負けてたまるか!」
ということで大ボスとの戦闘が始まります。
魔王は早速強大な魔法を使って、私たちに襲いかかります。
私の短刀ではなす術もなく、魔王の雷撃に致命的なダメージを負ってしまいます。
この写真を撮影した直後には、私は真っ先に倒れてしまったのです。
ハッと気が付くと、口の中が激しく苦いような感覚に襲われていました。
倒れ込んだ私の口の中に、モンクが魔法の薬のようなものを流し込んでいたのです。
私「まずっ。」
モンク「文句を言わないでください。これで気絶状態から回復しました。」
私「魔王は?」
モンク「私たち二人で何とか倒しました。」
私「また出番なしか……。」
モンク「さあ、姫様を助けに行きましょう。立てますか?」
私は立ち上がることができましたが、体力が全快していないのか、
まだ全身に雷撃の痛みが残っていました。
私はボロボロの体を押して、ナイトとモンクに少し遅れを取りながら歩きました。
そしてようやくピンチ姫が囚われている部屋に到着しました。
私は何だか物凄く見覚えがあるような気がしています。
どう見てもあのピ〇チ姫じゃないですかw
ピンチ姫「助けてくれてありがとう!」
ナイト「ピンチ姫様、よくぞご無事で。」
ピンチ姫「あなたが主人公の勇者ね。大好きよ!」
ナイト「お、お戯れを……。」
そんな次第で私たち三人はピンチ姫を助け出し、王の待つお城へと戻ったのでした。
王様「おお~我が愛しの娘よ、よくぞ無事に戻ってきてくれた。勇者たちよ、感謝するぞ。」
ナイト「ははっ。もったいないお言葉。」
王様「恩賞を与えようぞ。」
ナイト「ありがたき幸せ。」
王様「早速だが勇者たちを見込んで頼みがある。」
ナイト「何なりと。」
王様「ラスボスを倒しに邪神の城へ向かってくれんか。」
ナイト「ははっ。」
という流れでラスボスを倒しに行くことになりました。
この国を取り囲む魔物たちの総本山なのだとか。
せっかくここまで来たので、私は最後まで付き合うつもりでいました。
するとピンチ姫が、父である王に向かって言います。
ピンチ姫「私も行くわ!」
王様「おぉ~何ということを……。これ以上愛しの娘を危険に晒せるか。行くでない。」
ピンチ姫「私のわがままが聞けないの?」
王様「愛しの娘のわがままとあれば致し方ないか……。」
ピンチ姫「やったわ!」
いったい何という親子なのでしょう。
こうしてラスボスへの戦いにピンチ姫が加わることになったのです。
ということで最後のダンジョン・邪神の城へと向かうことになった私たち四人でした。
失礼ながら、あっさりと魔王に捕まるようなピンチ姫が、
今まで以上に手強い敵を相手に戦えるとはとても思えません。
ピンチ姫を守りながら強敵と戦うには無理があるような気がします。
まあ、何かしら得意技があることを期待するしかありません。
やがて邪神の城に到着しました。
周囲には鬱蒼とした空気が漂っています。
邪神の城の扉を開けて中に入ると、メイド(?)さんが出迎えてくれました。
メイド「いらっしゃいませ。お客様。」
ナイト「人間? いったいどういうことだ?」
メイド「私めは時給で働く単なるメイドでございます。邪神・ラスボス様は魔族と人間の隔てなく雇ってくださいます。」
ナイト「囚われて奴隷として扱われているのではあるまいな。」
メイド「そんなことはありません。さあ、ラストダンジョンにご案内します。」
私は変なメイドだと思いつつ、案内されるままに奥へと進みました。
長い廊下の入り口を通ったところで、メイドは元いた玄関へと帰っていきました。
亡霊が現れた!
物理攻撃が効かないので、モンクの魔法のみが頼りです。
ピンチ姫は後方から応援するだけという、そんな状況です。
たまに回復アイテムを使ってくれる程度でした。
先が思いやられる……。
ジョーカー(?)が現れた!
こいつには物理攻撃が効くので、私とナイトの出番です。
一刀両断!
暗黒騎士が現れた!
敵の名前は私が適当に考えているだけなのでお気になさらず。
こういう鎧に覆われた敵の弱点は、鎧で覆えない部分です。
死神が現れた!
剣と魔法を駆使すれば倒せるはず。
名前が決まらないw
さすがにラストダンジョンだけあって、敵がかなりタフになってきました。
苦戦しつつも何とか敵を倒していきます。
デビル侯爵が現れた!
こいつは中ボスといったところでしょうか。
戦闘中、こいつの意外な弱点が判明しました。
それはピンチ姫の罵声です。どうやら豆腐メンタルだったようです。
というわけで何とか倒すことができました。
無限とも思えるような廊下の部屋も一つ一つ確認していきます。
そこに魔物が現れたらその都度倒していくわけですが、
ようやく最後の部屋へと到達しました。
ペンドラゴンが現れた!
ペンドラゴン「貴様らが来るのを待っていた。今度こそ復讐してくれる。」
と言っているのを私だけが理解できていたようです。
私「どこかで会ったっけ?」
ペンドラゴン「ほう。竜語を理解できるとは。独り言にならずに済んだ。」
私「もしかしてイーブルドラゴン?」
ペンドラゴン「その通り。我こそは竜神へと進化して舞い戻ってきたのだ。」
私「逆鱗に触れなければ大丈夫。」
ペンドラゴン「ふっ、甘いな。今や我を覆う鱗の全てが逆鱗よ。」
私「そいつは厄介やな。」
竜語を理解できなかったナイトが私に問います。
ナイト「何と言っているのだ?」
私「全身の鱗が逆鱗に進化したらしい。」
ナイト「厄介だな。しかし弱点を探っている暇はないぞ。」
私「脇の下とか足の裏とか――。」
ナイト「羽だ! 羽をひたすら攻撃しよう。」
確かに翼には鱗がない部分が多くありました。
ということで作戦は羽を重点的に攻撃することに。
剣と魔法の連携技で翼が傷んできたところで、ペンドラゴンは飛べなくなりました。
地上戦になれば攻撃が届かなかった私の短刀にも出番があるはず。
私も翼に向けて斬撃を入れていきます。
するとやがて、ペンドラゴンの翼が根本から千切れました。
さすがに痛かったようで、ペンドラゴンはその場に突っ伏します。
その隙にナイトのロングソードが、傷口を突き刺し、相手の心臓に達しました。
ペンドラゴン「うおぉぉぉ! これが人間の力か!」
そう叫び声を上げた後、ペンドラゴンはついに絶命しました。
ナイト「やったか……。」
私たちは何とかペンドラゴンに勝利しました。
回復アイテムを多用して更なるボスの登場に備えます。
ところがペンドラゴンを倒した時点で、城内に魔物は見当たらなくなりました。
再度、部屋を一つずつ見ていきますが、小動物一匹見当たりません。
もしかしてペンドラゴンがラスボスだったのでしょうか。
とはいえ邪神の城というくらいなので、他に邪神がいるのではないか。
私たちは話し合った結果、回復アイテムの補充も兼ねて、
邪神の城をいったん出ることにします。
玄関口まで戻ってきたところで、始めに出迎えてくれたメイドが待っていました。
メイド「お帰りですか? お客様。」
ナイト「もう魔物はいない。これであなたも自由の身だ。」
メイド「私めは業務が残っておりますので。お構いなく。」
ナイト「そうか。」
私たちがいったん城を後にしようとした時、ピンチ姫が突然口を開きます。
ピンチ姫「あのメイドが邪神じゃなくて?」
ナイト「あれは人間ではありませんか?」
ピンチ姫「だってもう他に誰もいないんだもの。」
ナイト「そんなまさか……。」
すると私たち一行を見送っていたメイドが突如笑い出します。
メイド「ふふふっ。私めには業務が残っております。人間どもの抹〇という業務が。」
そう言って人間の姿から魔物の姿へと変貌していったのです。
邪神・ラスボスが現れた!
ラスボス「小娘風情がよくぞ見抜きましたね。」
ピンチ姫「だって怪しさ抜群だったもの。」
ラスボス「憎らしい。憎らしいですよ。まずは小娘にタヒを。」
邪神・ラスボスはそう言って、何やら呪文を唱え、
ブラックホールのような魔法をピンチ姫に向けて放ちました。
ピンチ姫に最も近かった私が、彼女を守ろうと魔法に立ちはだかります。
私「危ない!」
ブラックホールは私に直撃しました。
と同時に私は全身に激しい痛みを感じながら気を失ってしまいました。
気が付くと、例の苦い薬を口に流し込まれていました。
モンク「気が付きましたか?」
私「俺はタヒんでたの?」
モンク「ええ。あれは即タヒ魔法です。決して当たってはなりません。」
私「お返ししてやる。」
私は短刀で邪神・ラスボスを切り刻もうとしました。が、全く攻撃が効きません。
ラスボス「無駄です。私には刃も魔術も効かないのです。」
私「どうせえって言うねん。」
ラスボス「諦めてタヒになさい。」
邪神・ラスボスはそう言って、すぐそばにいる私にブラックホールを浴びせました。
ということで再び私は気を失ってしまったのです。
そしてまた苦い薬で蘇るという。
打つ手はないかと思われた大苦戦の中、ピンチ姫が笑顔を見せてラスボスに声をかけます。
ピンチ姫「あなた素敵よ。」
ラスボス「えっ?」
ピンチ姫「友達になりましょ。」
ラスボス「と、友達……?」
突然のピンチ姫の発言に、私を含めて男たちは驚きを隠せません。
仮にも仲間である私を何度もタヒなせた相手だというのに。
ラスボス「でも私は邪神。邪悪な心しか持てないのです。」
ピンチ姫「人間の姿になって、一緒に生活できないの? うちメイド募集してるわよ。」
ラスボス「人間の姿になったとて邪神に変わりはありません。」
ピンチ姫「けどなかなか美人じゃない。私はピンチ。よろしくね。」
ラスボス「…………。」
戦闘の雰囲気ではなくなってきたところで、私も便乗して言います。
私「確かに邪神の姿も美人ではある。俺個人的には人間の姿のがかわいいと思ったかな。」
すると邪神・ラスボスは悲しげな表情を見せながら、
ラスボス「喜びは善い心……。邪神には相応しくない心……。」
私「俺たち仲直りする?」
ラスボス「ええ。ありがとうございます。しかし、それでも私は邪神……。」
話している内に邪神・ラスボスの姿がどんどん透けていくようになりました。
このまま消滅してしまうのでしょうか?
ラスボス「邪神たりえぬ私は消滅します。」
邪神・ラスボスの体はさらに薄くなって、今にも消えそうです。
そこにピンチ姫が駆け寄ろうとしながら大声で彼女に言います。
ピンチ姫「待って。消えないで。」
ラスボス「もし、生まれ変わることができるのなら、今度こそは本当の人間に、あなた方の友達になりたい……。」
青黒い炎が邪神・ラスボスの周りにまとったかと思うと、
彼女はそのまま姿を消してしまいました。
ピンチ姫はその場に膝を付いて泣き出してしまいます。
すると姿を消した邪神・ラスボスの声が室内に優しく響き渡りました。
ラスボス「泣かないで。生きて、そして幸せになってください。」
最後の戦いはこうして幕を閉じたのです。
こうして人間の世界は平和を取り戻し、王国は大いに栄えたのでありました。
残された魔物たちは徐々に世界の端へと逃げ、
今後人間たちと争うことはないでしょう。多分。
そしてピンチ姫とナイトの二人は結ばれるというハッピーエンド。
こういう役回りは主人公ばっかりに回るものですね。
私はずっと脇役みたいな立ち回りでしたが、それもまあいいでしょう。
ということで、めでたしめでたし。
〈了〉
ここで読者の皆様にお知らせがあります。
ごめんなさい全部嘘でしたm(__)m
エイプリルフールということでまたしても嘘日記を書きました。
まあファンタジー色の強い内容だったので、嘘もバレバレだったとは思いますがw
前回と前々回の続きという流れでした。
【AI】異世界旅行【Generated】 | TOSHI‘s diary
【AI】異世界旅行Ⅱ【Generated】 | TOSHI‘s diary
もしよろしければ過去作もお読みくだされば幸いです。
画像は全て、
こちらで作成したものになります。
AIの画像生成の精度もかなり上がってきていますね。
例えばこんなミッキーマウスとプレデターを仲良くさせる。
みたいなこともできるようになってきました。
画質もなかなか高画質になってきましたね。
このチャイナ服少女のサムネイルを、
三次元の人間に変換することだってできちゃいます。
めちゃくちゃリアルな写真が作れました。
こちらの画像を……↓
これは凄すぎるw
今後もAI画像生成の技術が発展していくことでしょう。
ということで今回は以上になります。
長い記事でしたがお読みくださりありがとうございました。
それでは皆さんまたお会いしましょう。

















































