むかしむかし・・・の親父の話 NO6 | おかんのブログ

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徒然なるがままに・・・
猫記事、歳時記、孫記事、拉麺グルメ、オフ会等々
私の公開日記でもあり備忘録。
50代から始めて十数年。
シニアになって惚けたら読み返そう。

神奈川から栃木へ、からの2018年は熱海移住。
温泉三昧継続中~と共に、
町中華歩きも継続中~

コメントは無理に頂かなくても構いません。


最後までお付き合い願えれば幸いです。


おかん


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クリーニング屋の親父が、

一瞬にして、不動産やの親父になり、

不動産店舗までオープンしました。

しかし、この不動産屋はお金を誤魔化す為だけに作った会社だと、

気がついたのは後の事でした。


今では禁止されている土地転がし等もやっていました。

まるで悪徳ブローカーのようです。

そして、地主さんと親しくなり、その土地を手付金だけで購入し、

次の支払までの間に、そこに何件も建売を建てました。

そして、売却。そのお金で土地代金を支払い。

差額のお金がふところに入るという、

父親にはすこぶる美味しい話しでした。


お金が面白いように入ってくれば、面白いように遊ぶ。

悪銭身に付かずとは良く言ったもので、

口先手八丁の商売のお金は、

日夜のクラブ通いや飲食や服飾代に消えて行きます。


その頃には、クリーニングの直営店も出していて、

キャバレーでNO2ホステスだった人を辞めさせて

家の直営店で働かすようになりました。

そして、近所のマンションに住まわせていました。

いわゆる、二号さんか愛人さんか不倫相手かってとこです。

私はこの女性が生理的に苦手でした。

しかし、この女性との関わりは長くなりました。


それなのに、クラブではまた新しい女性達と浮名を流していました。

相手にするホステスさんは、いつもNO2かNO3でした。

これにも親父なりの理由がありました。

NO1には、もう男が付いてるから、その女は金を掛けないと駄目。

しかし、NO2とか3になると、NO1になりたさで、必死だから、

良く尽くしてくるそうです。


何で、こんな事を知ってるかって・・・

それは、それらの女性の店に私を連れて行ったからです。

その女達が私にどう対応するかを眺めたかったみたいです。

それにどう云う意味があったのかは不明ですが・・・・


しかし、この頃は私も結婚していたので、大概が夫と同伴でした。

私の夫になんってとんでもない物を見せるのかと思いましたが、

夫には、サラリーマンには贅沢過ぎる時計やゴルフクラブ等を

買い与えていました。

私の夫は、有頂天の極みの大馬鹿者に変身して行きました。

元々が関西で、裕福な家庭に育った夫にしたら、

贅沢は嬉しい事でしょう。

そして、遊び好きも、車道楽も、父親と類似していました。

しかし、因業親父の家庭で育ち、

男には逆らわず、黙って従う事が癖になっていた私は、

夫を止める事も出来ませんでした。

「うんうん。はいはい。」の法則の始まりです。


結婚が大失敗だと知らせる鐘が高らかに鳴っていました。

カーンカーンカーン!まるで消防自動車のサイレンのようです。


もはや、この馬鹿親父と馬鹿婿は誰にも止められない状態でした。

その影で、母親と兄は蔑ろ状態でした。




続く・・・・





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