【浄化】

いとしさとせつなさといといしげさと~(COWCOW)

鼻歌交じりで現れた謎の男。

「あんたは誰?誰なのよ~!」

金きり声をあげて苛立つリーダー。


「俺は東京都地検特捜部第17部隊匿名係長 リョウヘイ イズム!通称ヨッシーさ!」


風のように現れた男は名乗った。


「お待たせしましたタカさん!少し遅れてすいません!まことにすいまめ~ん!」


クックックッ・・・・


俺の隣で急にタカが笑い出した。


「どういうこと!タカ!」

怒りの形相のリーダー。


「どうもこうもないよ、俺が今まで馬鹿やってたのはこの時の為さ、リーダーお前を抹殺するのはちょっとやそっとの事では無理だよ。精神的ダメージをくらわさないとな!俺達を追い込んだと思わせといて、実はお前が追い込まれてたのさ!そして、ナルフィーの仇を打つ時がやってきたのさ!」


呆然とするリーダー。


俺はナルフィーを殺したのはてめぇだろと思いつつも、タカの戦術に俺は目を見張った。


「さぁヨッシー世界弓矢選手権入賞の実力で、俺達を救出してくれ!」


「アイアイさー!」


ヨッシーはもっていた弓に矢をセットすると、ギリギリと弓を引き始めた。

「今助けます!タカさん!発射!」


ビュッ


風を切る音と共に、弓は見事タカをつるしているロープを引き裂いた。


ブチッ


ロープが切れて下に落下・・・・落下?


「ギャーーーーーーーーーーーー」


グツグツに煮えたぎった大釜の中に落下したタカは叫び声を上げて大釜に沈んだ。。。。


タカ殉職

死因:やけど


「タカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


俺はタカの作戦ミスとヨッシーの馬鹿さ加減にうんざりしながらも、悲しみがとまらない(WINK)


「ハッハッ!馬鹿め、自業自得とはこの事ね!ついでにヨッシーあんたも殺してあげるは!」


呆然としているヨッシーの背後に忍び寄る男。


「ヨッシーあぶない!」

俺が声を上げた時にはもう遅かった、ヨッシーの胸元にナイフが突き立てられ、前かがみにヨッシーは崩れていった。

「ヨッシー!」


「オーホッホッホ、ざまぁないわね!でも少しでも私を驚かした事をほめてあげるわ。よし気が変わった。ミニーあんたにチャンスをあげる。おいロープを解いてあげな!」


すると数人の手下が俺のロープをほどき、地上へ投げ捨てた。

久しぶりの地上そしてロープから解き放たれた事で、全身の筋肉が言うことをきかない。


ふと、リーダーを見上げると、リーダーの横にさっきヨッシーを殺した男が立っていた。

「ミニー。こいつはねあたいの最終兵器 ゴムマリのヤマダ事 サンダーよ!こいつは今まで300戦無敗。あんたの始末はサンダーに任せる事にするわ!サンダーやっておしまい!」


サンダーは身長もそれほど高くなく、一見すると普通のにぃちゃんに見えた。

これもしかしたら勝てるかも・・・っと思ったのもつかのま、目にも止まらぬスピードでサンダーが突進してきた。

倒れる俺に馬乗り(マウント)になると、無数のパンチを俺に浴びせる。いわゆるラッシュ。

俺は無数のパンチを防御しようとするが、スピードについていけない。


「わかったかいミニー。サンダーのスピードはハイパーロードランナー並よ!捕まえる事も、防御する事も不可能なのよ!」


無数のパンチを浴び、意識がもうろうとしてきた。


サンダーは瞬き一つせずに殴り続けている。まさに殺戮マヒーンだった。。。


しかし俺は耐えた。志半ばで死んで行った仲間たちの思い、トチー、タカー、ナルフィー・・・


10分を経過したその時だった。


サンダーの動きが急に止まったのだ。


体から煙をまきあげるサンダー。


「キー!!サンダーは10分以上戦った事がないのよ!確実にスタミナ切れよ!」


金きり声をあげるリーダー。


しかし俺も殴られすぎて体の言う事がきかない。


止まるサンダー、動けないミニー、叫ぶリーダー。


俺は最後の力を振り絞って、サンダーへ攻撃する。


「お・・・俺の最後の攻撃だ・・・く・・食らえ・・・ズーム・・パンチ・・・」


しかし体力が衰えた俺のパンチはズームしない・・・が、サンダーのテンプルを捉えた。


ぐふぅ。。。


倒れるサンダー。


倒れた場所に豆腐が落ちていた。


サンダー死亡

死因:豆腐の角に頭をぶつけてしまった事


もう・・おいらは力がねぇよ。ねぇさん事件です。ミニーはもう死にます。


今までありがとうごジェームス。。。。


「ふふふふふ・・・・ざまぁかんかんよ!サンダーが死んだのは痛かったけど最後に笑うのはあたしのようね!」


リーダーは中国人がよく持っている青龍刀を持ち出した。


「さようならミニー!バイチャ!!」


青龍刀をミニーへ振り下ろした!


グシャ。


「グワッ」


叫ぶミニー。


ミニーの肩に命中した青龍刀、おびただしい血が溢れ出した。


ミニーは痛みと共に薄れいく意識を呼び戻した。


このままでは死ぬなぁ。。。でも少なくともリーダーだけは道連れにしてやる。。。


「ミニー。ごめんねぇ。肩に当てるつもりは無かったのにねぇ。。次は一撃で仕留めてあげるわ!いくわよ!」


「まってくれ!」


大声のミニー。


「どうしたの。ここに来て命ごいかい?」


「違う。リーダー、俺の負けだよ。ただ死に行く男の最後の願いをきいてたもうてくれないか?」


「ふん。しかたないわね。どういう願いだい?」


最後に男を抱きたい。


「ん????何て言ったのミニー?あんたまさか・・・そういう事だったのかい?」


「そうさ。俺はモーホーちゃんさ!だから最後に最後に男を抱きたいんだ。そうさ俺は男色さ!」


男色(なんしょく)とは、男性 同士の性愛(男性の同性愛 )を指す言葉である。女色(男性の異性愛 )の対語に相当する。 本来の読みは「なんしょく」である。近年は「だんしょく」との読みも広まっているが、これは誤読である。

発音は異なるが、中国 伝来の用語であると共に、朝鮮 半島でも用いられる言葉である。

日本 では平安時代 より僧侶公家 の間で営まれ、特に中世に入り武家 の間で盛んに行われるようになった。江戸時代 前期に入ると、町人の間でも行われるようになっていったが、江戸中期頃から徐々に京都大坂江戸 など大都市における男色、特に色子陰間 などの男色売春は衰退し始めた。 この傾向は時代を下るごとに強くなり、幕末期には武士の間でも衰退していった。 更に明治 に入って欧米キリスト教 思想と倫理観が広まるにつれてこの傾向は一層進み、好ましくない行為とまで見なされるに至った。(詳細は「衆道 」を参照)

外国でも、かつて欧米 列強植民地 とされたアジアアフリカ その他の諸国や、イスラム原理主義 の影響が強い地域においては、イスラーム ・キリスト教的倫理観の影響により、当事者の性別を問わず同性愛に対する否定的な傾向が強い。

現代、一部の国や地域では、同性結婚 が合法化されている。

なお、日本 では通常の婚姻 (異性婚)と対等の同性結婚 およびこれより権利などの制限されたパートナーシップ 制度やシビル・ユニオン制度は私的範囲内で行われているものの法制化はされておらず、ゲイ ・リブ団体も法制化の要求を公式には出していない。


参考文献「ピーターとイッコーを足して2で割る、ピッコー又はイッターなのかい?」 著者:タイソン・ゲイ


「了解ミニー。最後に恐るべきカミングアウトよね!でも面白いショーが見れそうだわ!あたいの組織にいるとっておきのモーホーちゃんを紹介してあげるわ!」


いでよ!モーホーちゃん!!!


突然砂嵐が舞い、天狗の仮面をつけた男が現れた。コマンド。


「ゲイの為なら男もかます、それがどうした文句があるか」でおなじみのモリタニアンさ!


俺は目を疑った、天狗のお面に越中ふんどしのみの出で立ちである。


「ホホ・・・さぁミニー、楽しいショーを見せなさいよ!」


薄ら笑いのリーダー。


「リーダー聞いてくれ!さすがに人前では無理だ!二人っきりにしてくれないか?」


俺は子犬の目で懇願した。


「ふふっ。仕方ないわねぇ・・了解、あんたには負けたは。。。とっておきの部屋に案内してあげる。」


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緊急連載

「ミニー男色恋物語」


部屋は淡いピンク時の壁紙につつまれている。


モリタニアンは天狗のお面のおめめから俺をなまめかしく見つめている。


俺はその瞳に答えるように少しうつむき加減で視線に答える。(WOW セクシー)



モリタニアンはいきり立ったいちもつを振りかざしながら俺にちかづいてきた。


俺は冷や汗を流しながらワンワンスタイルへ移行する。


せまるモリタニアン


まつミタニアン


タニアンとタニアンの瞳が交差する。

モリタニアンが俺の目の前へ来たその瞬間だった。


俺は奴のいちもつにズームパンチ!


「ぐわぁー」


のたうちまわるモリタニアン。


続けてもう一発ズームパンチ!


モリタニアン死亡


死因:イチモツ擦過傷


俺は全ての力を振り絞って立ち上がると、モリタニアンの天狗のお面を奪いとった。。。。。



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ギー。。。。


秘密の小部屋から現れたモリタニアン。


「ほーほほほっぅ!!どうだったモリタニアン。満足したかい?」


「さぁミニーにしたようにあたいもメタメタにしておくれ!そう極道の女たちのかたせ梨乃が札束の上で侵されるがごとく!龍が如く!」


ワンワンスタイルへ移行するリーダー!


天狗のお面がリーダーのおしりに近づいたその刹那!


「この瞬間を待っていたぜ!くらえ~!俺の最終奥義!」


ズーム天狗!


天狗のお面の鼻がリーダーのおしりを貫通し口から飛び出した!


串刺し状態・・・


「な・・・な・・ナハナハナハ・・・せんだ・・・み・・・つ・・・・・」


最後のリーダーの言葉だった。。。


死因:定額給付金を日本で最初に貰ったばばぁの満面の笑みによる脱臼


「はぁはぁ・・・終わった・・・・」


俺は生まれたままの状態でゆっくりと倒れた・・・


もう何も残っていない俺。


友をなくし


金をなくし


体力もなくし


生きる希望もなくし


服もなくし


あとは死をまつのみなのか・・・


思えばこの人生なんだったんだろうか?


人は何故生まれ、何故人を憎み、何故傷つけあうのだろうか?


薄れ行く意識の中で、俺は一人ごちた


春巻きくいてぇなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




今日もどこかでミタニアン

TVアニメ『ミタニアン』エンディング主題歌
作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:青木望
歌:ひととYOU
収録アルバム 昭和キッズTVシングルスVol.6(COCX-32113/4) ¥3,500他



誰も知らない 知られちゃいけない ミタニアンが誰なのか

何も言えない 話しちゃいけない ミタニアンが誰なのか

人の世に春がある 人の世に巻がある

この美しいものを 守りたいだけ

今日もどこかでミタニアン 今日もどこかでミタニアン


誰も知らない 知られちゃいけない ミタニアンの故郷を

奈良と言えない 話しちゃいけない ミタニアンの故郷を

もうこれで帰れない さすらいの旅路だけ

この安らぎの心 知った今では

明日もどこかでミタニアン 明日もどこかでミタニアン