徒然-栃麺坊-映画『あの日、欲望の大地で』


監督:ギジェルモ・アリアガ
主な出演者:シャーリーズ・セロン/キム・ベイシンガー/ジェニファー・ローレンス
公開年:2009年9月
製作国:アメリカ
ジャンル:ドラマ
あらすじ: シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、ポートランドの海辺にたたずむ高級レストランのマネージャーとして働いている。仕事場では有能な彼女だが、プライベートでは行きずりの相手との情事を繰り返していた。そんなある日、彼女の前にカルロス(ホセ・マリア・ヤスピク)というメキシコ人男性と、12歳の少女マリア(テッサ・イア)が現れ……。

見たメディア:映画館(ソラリアシネマ)


何と言っても邦題がかっちょいいグッド!

この邦題で映画館に観に行こうと思ったくらい走る人

原題は『THE BURNING PLAIN』

まさに映画は“燃えている平原”から始まります。

シルヴィアはかつてマリアーナと呼ばれていました。

この映画はシルヴィアの現在。マリアーナと呼ばれていた過去によって成り立っています。
そのシルヴィア(マリアーナ)を中心に母子3世代が時間を超越して映像で絡んできます。
絡んでくることによって母の...娘の...その時その時の痛いほどの気持ちが伝わってきました。
それぞれの立場でそれぞれの主張があると思うけど、すべては“愛”から始まるのだと思う。。。
愛しさも。。。憎しみも。。。裏切りも。。。
誰も攻められないよね。

さて、この映画。。。
女性を中心に描かれているけど、男性陣もなかなか。。。
乳がんの傷跡に素敵な言葉をかけてくれるマリアーナの母(キム・ベイシンガー)の不倫相手、わかっていて見過ごしてくれるマリアーナの父、ずっと一人娘を育ててくれたマリアーナの夫、その友人でマリアを温かく見守っているカルロス。
女性陣に翻弄されながらもみな温かく優しかった。

最後、娘に声をかけられホッとしたシルヴィアの表情がとっても素敵だったな~きらきら

好きな映画でした。