昨日今日と突然のバケツをひっくり返したような雨雨と家家が壊れるんじゃないかと思うような雷雷にはほんとビックリしましたショック!

さて今朝、新聞(西日本スポーツ)新聞を広げた父の真後ろにいた私。。。

黒澤明監督 自殺未遂の“真相”

の文字に目が釘付け。。。目

“これって西村先生が今度上梓される本の核心部分じゃないの???”

と思って横に目をやると映画評論家・西村雄一郎氏の文字。さらに真ん中には黒澤監督と談笑されている若かりし頃の先生のお写真。。。あせる

この記事は今月24日に発売される先生の新著「黒澤明封印された十年」(新潮社)の紹介記事だったのね。。。

何か急にこの記事が目に飛び込んできたので感動したと言うか嬉しくなってしまったと言うか。。。
何せ普段は全国の芸能ニュースが載っているところですからね~。
思わず父に自慢してしまいましたよ。。。てれ(苦笑)

この本はその名の通り映画『赤ひげ』以降映画『デルス・ウザーラ』でアカデミー賞を受賞するまでの10年にわたる黒澤監督不遇の時代について書かれているそうです。
もちろんこの間には映画『トラ・トラ・トラ!』降板事件や自殺未遂もありました。
そういう今まであまり触れてこられなかった出来事の核心について触れてあるそうです。
また黒澤監督を敬愛してやまない5月に亡くなられた熊井啓監督についても書かれているそうです。

黒澤監督を知り尽くした西村先生渾身の一冊です。
興味を持たれた方、本屋へGO!ロケットです。

黒澤明封印された十年/西村 雄一郎

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故黒澤明監督に迫ったノンフィクション「黒澤明 封印された十年」(新潮社)が、24日に発売される。映画評論家で佐賀大学の非常勤講師の西村雄一郎氏(55)が、長年取材を進めてきた黒澤監督のエピソードなどを上梓した。これまで多くは語られなかった黒澤監督の自殺未遂(1971年)の“真相”にも触れられており、来年9月6日の没後10年を前にあらためて人間黒澤がクローズアップされそうだ。

同書には、映画「赤ひげ」(65年)以降、10年にわたり不遇の時代を迎え、米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「デルス・ウザーラ」(75年)で復活した黒澤監督の秘話が詰まっている。中でも注目は、71年12月に自殺未遂事件を起こした“世界のクロサワ”が、身内ではない第三者の西村氏に自殺を語った件だ。

黒澤監督は、製作側との“衝突”で「暴走機関車」「トラ・トラ・トラ!」というハリウッド映画の撮影が幻に終わり、「どですかでん」(70年)は興行的には赤字に。自殺未遂は、不遇続きだった監督が、テレビ界に活路を見いだそうとしていた矢先だった。

早大生だった72年11月、西村氏は、あこがれの黒澤監督と新宿の映画館で偶然会い、監督に誘われてビアホールで会話を弾ませた時に“真相”が明かされたという。

黒澤監督は「ごめんね。あれは自己嫌悪だったんだよ。テレビとかそういうものの中にのめりこもうとした自分ってものが急に嫌になったんだ」「テレビを撮ろうとしたこともあったけど、僕はとても作れない…」-。西村氏は「自殺未遂とその理由について語ったのは、まさにこの瞬間の、この一言だけだった」と貴重な体験をつづっている。

同書では、5月23日にくも膜下出血で亡くなった熊井啓監督(享年76)との出会いを含めた深い交流にも触れている。黒澤監督に触発されて映画界に入った熊井監督が、西村氏と酒を飲みながら、黒澤監督をしのんだ秘話では、黒澤映画「生きる」で歌われた「ゴンドラの唄」を西村氏が口ずさむと、熊井監督がわっと泣き崩れて男泣きしたエピソードなどが紹介されている。(西日本スポーツ)