今夜NHK-hiで放送されたハイビジョン特集 「神様がくれた時間  岡本喜八と妻 がん告知からの300日」
偶然目にした予告を見て心待ちにしていました。

岡本監督が亡くなられたのはちょうど2年前。
ご自宅でお好きなタバコを吸われ最愛の奥さまの腕の中で亡くなられたとお聞きし、何て最高の最期なんだろうと思ってました。
でもその前にこんなにも壮絶な闘病と介護の日々があったのですね。

食道がんの告知から亡くなるまでの300日。
殺風景な病室ではなく自宅で最後の日々を送らせたい。
在宅介護はちょっとやそっとの覚悟ではなかなかできません。

いつもたくさんの人が出入りしていた岡本家。
在宅の日々は初めて2人きりになれる時間。
でもそれは最愛の人の弱っていく姿を…老いていく姿を…見つめなければならない時間。
つらい。。。つらすぎます。。。しょぼん
次第に癌の症状だけでなく認知症まで発症。
奥さまの顔までわからなくなります。。。
でもね、娘さんに“今とっても好きな人がいる。。。その女性と結婚したい。。。”と
娘さんが誰かと尋ねると。。。
それは名前はわからないけど今犬を散歩に連れてっている人(奥さんのこと)。
奥さんと認識してなくても最愛の女性(ひと)には変わりないのです。

監督という職業の人は頑固で個性的な人が多いから介護大変だったろうな~。
すごいな~みね子さん。。。
プロデューサーとしてもすごいけど妻としても最高のパートナーだ。
やっぱり私はこの時代の・・・この年代の・・・映画人が大好き!
映画『肉弾』をまた観たくなりました。