昨今EPツーリングのボディ競走が激化してきた事から、リヤウィングの組み合わせで悩まれる方が多くなってきたなと感じています。
そこで今日はリヤウィングについてお話ししたいと思います。
あくまで私の個人的な見解ですので参考程度にご覧ください。笑
ずっと時代を牽引し続けてきたPFのLTC-Rが定番だった頃は何も考えず標準ウィングを使用していましたが、最近はボディの軽量化が進んだおかげで標準ウィングがペラペラになってしまいました。低速では軽快に旋回してくれるのですが、高速コーナーではグリップ不足を感じる事があります。
更にフロントダウンフォースの高いボディが増えてきた事からその傾向に拍車をかけている印象。
リヤウィングは基本的に、リヤのダウンフォースを生み出すために装着されますが、厚みが厚くなれば当然剛性が上がりますのでより多くのダウンフォース受け止める事が可能です。
厚みに関してはイメージし易いですが、形状が異なるとどうなるのか。実際にテストしてみました。
①RIDE DF 通称フルトンボ
②RIDE DF 通称ハーフトンボ
③RC mission ZR 0.7mm
④RC mission ZRH 0.7mm
⑤モンテックレーサータイプ 0.75mm
のほぼ厚みの同じウィングを試しました。
全て翼端板付きで、JMRCAの規定に収まる様にカットしてます。
全体的なリヤグリップは左から右に行くに連れて重くなる印象でした。
中でも④と⑤の違いは興味的。
正面から見ると
対して⑤は
この形状の違いによって、
④はオンセンターでのステアフィールは重めですが、旋回角度が深くなると軽くなる印象でした。
後曲がりなフィールが欲しい時は良いかもしれません。
⑤は旋回角度が深くなってもストレートタイプのウィングに比べて斜めからの空気の流れに対してより垂直に受け止めることができるので、全体的に重めのフィーリングでした。
ちなみにこの日は台風19号が上陸した次の日で路面グリップは最悪でした。
路面が良くなると16秒台に入りますので、ウィングの好みも変わってくることもあると思います。
以上、ウィングの選択に迷われた方は参考にして頂ければ幸いです。