夏の終わりの読書会報告  | 栃木一箱古本市街道

栃木一箱古本市街道

歴史を刻んだ建物の残る街並みを歩きながら、
店主さんたちとのおしゃべりを楽しんでください。
あなたを待ってる1冊が、きっと見つかります。

「一箱古本市」とは?

南陀楼綾繁さんが命名。
2005年に東京で初めて開催され、
以来、日本中に広まっています。

今月は栃木図書館での平日昼間開催。

参加者6名。はじめてさんがおひとりいらっしゃいました(^-^)

見学だけでも大歓迎なので、

参加してみたいけど、どんなことやってるの?ってかたもぜひ、いらしてください。

さあ、今月はダコーさんが、渾身の報告書を書いてくださってます!

さっそくどうぞ!


とまあ、こんなかんじで、間取りを笑ったり日本を憂えたり、平和を祈ったりする蔵の街読書カフェです。


あれ?一冊足りない。6冊だったのに。

ダコーさんの紹介した本が抜けているではありませんか!

あとでこの本だけ別に書くのかな?

↓ちなみにこちらです。↓


6.『掃除婦のための手引き書』ルシア・ベルリン著 
   岸本佐知子訳 講談社

カッコいい書影!表紙の美女が著者です。女優さんみたい☆

このひとが、掃除婦だったりアル中だったり、刑務所で先生をしたりという多彩な人生から掬いとった場面を、
淡々と、かつ映像的に、dramaticに描写しているのです。

短い、たった2ページの作品を、まず全員に回し読みさせようとしたダコーさんに、
「読んでくださいよ」と言ったら「じゃあやめます」と、別の本を出しそうになったので
不肖わたくしが初見で素読みさせていただきました。


「そんな読み方じゃこの作品のよさは伝わらん」と思われたか、、、


ルシアさんは2004年に亡くなられたんですね。
著名な作家たちに影響を与えながら、寡作ゆえに知るひとぞ知る存在だったそうです。

岸本さんが訳すからまたこれがハマってるんだろうな、と思わせるテイストで、
ぜひ通読してみたい!


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そんなこんなの読書カフェ。来月は早いです。

9月8日(日)を予定しています。
時間と場所は、決まり次第お知らせします。

お楽しみに~(^^)ノ