スペシャル対談「一冊の本ができるまで」 | 栃木一箱古本市街道

栃木一箱古本市街道

歴史を刻んだ建物の残る街並みを歩きながら、
店主さんたちとのおしゃべりを楽しんでください。
あなたを待ってる1冊が、きっと見つかります。

「一箱古本市」とは?

南陀楼綾繁さんが命名。
2005年に東京で初めて開催され、
以来、日本中に広まっています。

映画祭といえば、この時期この花。
蔵の街大通りの街路樹はマロニエ(とちのき)です。
市役所前できれいに咲いていたのでパチリ。

 
さあそして、
いよいよこのときがやってまいりました!
蔵の街読書カフェ・スペシャル
川内有緒さんと牟田都子さん
対談「一冊の本ができるまで」のお時間ですよ~♪
 
 
会場は、40名ものお客さまでいっぱいです。
こちらにお住まいの栃木市地域おこし協力隊、遠藤さんによると「ふだんはひんやりしている見世蔵」が、熱気で蒸し暑いほどになっていました。
 
こうしてお話しするのはこの日が初めてというおふたりですが、とてもそうは思えないほど、息の合ったトークが繰り広げられました。
 
それぞれの経歴、現在のお仕事に至るまで、そして御著書の紹介と合わせて、本がどのような工程で作られているのか、さまざまなパターンがあることがわかってきます。
 
さあゲラの登場です。
 
カラー刷りが配られ、書き込みについて、著者、編集者①、編集者②、校正者(校閲)と、どういう順番でやり取りされたかを川内さんが丁寧に説明。
 
そこへ牟田さんからは、いろんな校正者のタイプや、出版社によって違うルールのようなものがあることなどが加えられていきます。
 
初めて聞く本作りの裏側(内側?)に、みんな興味津々です!
おふたりとも、それぞれ同じ分野でお仕事をされているというご主人とのやり取りなども、微笑ましく伺いました。
 
それにしてもこの会場写真。細い格子の障子、畳に座布団、いい感じですよね(^-^)
 
 
あっという間に時は過ぎ、トーク終了時にゲラは回収されました。
本来、外部に出回るものではないので、お客さまには撮影もご遠慮いただきました。つまりそれだけレアな、この場限りの体験だったわけです、おお!
 
そうして質問タイムへとすすみます。。。
翻訳ものや、大著の校正についての質問がありました。
お客さまもやはり、本好き、読書家の方が多かったようです。
「いい質問ですね」と、どの質問にも丁寧に答えてくださいました。
 
その後は、川内さんがお持ちくださった『空をゆく巨人』に出てくる、ものすごくおいしい鉄観音を淹れて皆さんといただきつつ、サインをもらったり記念撮影したりと、交流タイムが続きます。
 
おふたりとも気さくに応じられていました。
 
川内さん、牟田さん、長時間にわたり、本当にありがとうございました!
 
川内さんは栃木にお知り合いが多く、牟田さんはトーク前に周辺を散策され、この街を気にいったようで、また栃木に来たいとおっしゃってくださいました。
うれしい~☆