皆さん、こんにちは。
世田谷区の税理士、落合孝裕です。
何かを成し遂げるために、目標設定が大切なことはよく言われることです。
本当にあった話です。
今から35年前の1975年のことです。
東大を目指して2浪、結局私立大学に入学して麻雀に明け暮れていた大学生が、23歳のときに突然オリンピックを目指しました。
スポーツは、高校時代にそれほど強くないサッカー部に所属していた程度。
まず、彼は自分が出場できる可能性がある種目を丹念に調べました。
団体種目はまず無理、個人種目でも競技人口が多すぎる種目も難しい。
といっても、競技人口がほとんどない種目では、オリンピックへの派遣そのものがありません。
結局、そのぎりぎりの種目、ボートの一人乗り、シングル・スカルを選びました。
次に、目標設定をしました。
その年の2月からボートの練習を始め、夏の国体、全日本選手権でも優勝し、
オリンピックの選考会で優勝し、翌年のオリンピックに出場する、という目標です。
戦略がうまくいったことと、もともとセンスがあったようで、翌年にはシングル・スカルの大会で初の日本一になります。
ただし、翌年のオリンピックでは、シングル・スカルの派遣はありませんでした。
あまりに穴種目すぎるとこういうこともあるようです。
その後、国内で連戦連勝していき、オリンピックの代表に一歩一歩近づいていきます。
次のオリンピックでは、シングル・スカルの選手を派遣することになり、夢にまた一歩近づきました。
まったくの素人でも、目標を設定して、努力し続ければ、大きな成果を上げることができると、元気になります。
さて、オリンピック代表に選ばれたか、またオリンピックに行ったのか、興味がある方は、こちら
をお読みになってください。
著者は、「江夏の21球」で有名、若くして亡くなられた山際淳司さんです。
淡々と話をまとめています。
できれば、個人的には沢木耕太郎さんがドラマチックに書いたらどうだったか、ちょっと読んでみたい気がします。