今年はオグリキャップが亡くなって中山競馬場はオグリキャップのイベントのようです。

やっぱり最後のレースはコールが出るのがわかるほどのレースでした。現場にいましたが、全然見えないどころか大川慶次郎さんといっしょで「ライアン、ライアン」って叫んでました。

 実はその前日、某スポーツ新聞にインタビューされてオグリキャップのジャパンカップの時の返し馬は良かったから復活あるかもって言ったら一面に小さく載ってました。暮れの大掃除の時に捨てられてしまったので実家にはありません。

 名勝負というとオグリとかスペシャルウィークとかトウカイテイオーとかですが、それ以前といえばトウショウボーイとテンポイントの第22回の有馬記念でしょう。

 何度もビデオ見ましたし、ボロボロの未使用の直線での2頭の叩きあいとそれを追い詰める第三の男、グリーングラスの3頭の写真のテレフォンカードも実家のどこかに眠ってます。


 その頃はさすがに競馬のけの字もしりませんでした。 レースは2頭の一騎打ち、確か、馬場の良いところをトウショウボーイに走らせないようにテンポイントが内に入ったり外いったりと位置取り変わっただけの2頭のマッチレース!どうにか直線でグリーングラスが詰め寄ったけど…。優勝したのはテンポイントでした。なかなか勝てなかったトウショウボーイの対戦に勝ててめでたし、めでたしではおわりません。

 このあとがサクラスターオー同様に苦しい闘病生活をおくります。日本一になって次は世界に挑戦!でも、ファンも日本でレースが見たい。翌年の1月ハンデ戦で今ではとっても考えられない66.5キロという斤量で出走しました。小雪降る京都競馬場、テンポイントは故障してしまいました。人間と違って馬は横になるわけにはいきません。馬体をつるされたまま闘病生活です。でも…3月初めにお隠れになりました。

ライバル、トウショウボーイはその後、初めこそ産駒にめぐまれませんが、ミスターシービーやダイイチルビー・シスタートウショウなどのG1ホースを輩出しました。今は○のなかに父なんて記号ないと思いますが、助けられた牧場は数々です。助けられた競馬ファンも数々でしょう。そのひとりが私です。

 

 テンポイントの馬名の由来は当時、新聞記事の見出しが8ポイントであったのが、有名になってそれ以上のテンポイント活字になれということだったようです。阿部幸さん主演でUHFの競馬中継で放映されました。

 番組見たころは3月の弥生賞の時期で関西のサッカーボーイがテンポイントのようにクラシックレースを狙って出走してきた頃です。中継で「これからどうのびるのかサッカーボーイ!サッカーボーイきた~」みたいな実況だったと思います。このビデオも実家のどこかに埋もれています。

 競馬はギャンブルかも知れませんが、悲喜こもごもいろいろ思い出があります。だから、ギャンブルでなく人と馬の壮大なロマンだということも忘れないようにしましょう。

 馬券が当たったて自慢するのはバカやろうです。みんなにおごってあげないと!といいつつ有馬記念当たれば来年のユニ買います。奥様の分まではどうかな(^^ゞ

 明日は「元気ですか?鈴木淑子さん」です。