『 僕は お母さんには十分 親孝行しているから
そんなに 何度も墓参りに行く必要は無いよ』
・・弟が私に言った 言葉です・・
・・・そう 母は旅先で 脳梗塞になり 蒲郡の市民病院に緊急入院
弟は 車で 私と夫は 新幹線で入院先に行き
車で 家に連れ帰りました すぐに 昭和大学病院に入院しましたが
そこから 又すぐに 山梨の温泉リハビリ施設に入り 1年すると
自宅に帰ることになりました リハビリで ベットから自力で車いすに乗り
トイレに用足しが出来るようになりました そしてこれ以上は良くならないと
医師に言われて 母は帰宅することになりました・・・
それから10年弟は 一人でまだ働いていましたが
母の面倒をみていたのです
10年間の自宅介護が認められて母は品川区の特養に入る事が出来ました
弟は 『もうこれ以上は 自分の力では 無理なんだ!』とつぶやきました
今 私たち 姉弟 が生活してゆけるのも 母のおかげです
私の小さい時 父という人は居なくって 母は小料理店を経営していました
そしてそこで働く 女性 特に 子供連れで 離婚した女性はその当時
就職が出来ませんでしたので
私の家に 子供さん連れで 同居して独立できるまで応援をしたりしていました
狭い 我が家に ある時 急に 同居する人が現れて
私たち姉弟も大変でした
何人もの人を 応援していたと思います
~女の人って 頑張れば一人でもやってゆけるよ~
母にいつも 言われている様な 気がしています
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叔父に母の事を書いて 出した 小さい時の手紙です(小学校2年生)
小父さま
しばらくごぶさたいたしました
小父さまおかわりありませんか
私も弟も毎日元気で学校へいっています
お母さんは毎日おみせがいそがしいので いっしょうけんめいはたらいております
いよいよさむい冬がきました 小父さまのお家のほうはさむいですか、
もうすぐクリスマスもちかずいてきました。クリスマスがすむとたのしいお正月がきます
お正月にはぜひぜひあそびにきてください
次郎おじさまも元気ですか、
おじさまからよろしくゆってください
では おからだおだいじにまたおてがみさしあげます
浩小父さまへ さようなら ~~子より
~あらためて おかあさん ありがとう~