病室
= 今日は 夫の手 足の爪を切ってあげました
ゆっくり ていねいに
頭をなでて 『よく 頑張りました』と言って
『私たちって こういう結末だったんだね』
と耳元で話しかけました
・'゜☆ 子供の日 子供の居ない訳 ☆。.:゜
結婚して半年 私は妊娠した!
まだ 職場でも公表していない ある日
その日は 休日だった
出産について 急に不安になり 歩いて
本屋に出かけて行くと(出産についての本を買おうと)
帰りは急な大雨
身体中濡れて 帰宅すると
その日の夜 出血した!
救急車を呼ばず 救急に電話相談すると
これから入院しても どこにも医師がいないから
自宅で安静にしている方が良い・・・・との事だった
その日 丸一晩中かけて 出血して
流産してしまいました
・・・それで その後 計画出産しようと考えて
取敢えず自分の身体を調べる意味で 人間ドックにはいると
内科の女医が 午後の婦人科を必ず受ける様に指示された
婦人科を受診すると なんと 卵巣嚢腫が出来ている
それも 鶏卵サイズで と言う宣告だった
何の自覚症状も無いまま 色々な医師に見て貰うと
そのまま 成り行きで手術という事になった
5人ほどの医師の中に 老女医がいて その方は
『私には触診すると 2つある様に思える』 と
つぶやきました
手術してみると 左右の卵巣に 1つずつ
脳腫が出来ていました (一つは血の塊 一つは水泡)
手術は卵巣を取らず 腫瘍だけを取り除いたから
子供も作れますよ・・・と言う事だった
私は 心の中で (もしかしたら 卵巣がんかも知れない)
と思った
それは その時 若いアイドルの女性が卵巣がんで
亡くなったばかりで TVではそればかりだった
。.・.。。.・.。。.・.。。.・.。。.・.
その後 夫が
『僕の兄 姉 兄に2人の子供 姉に2人の子供がいるので
僕たちは 子供がいないでやってゆこう』と言ってくれた
10年後に 私は 私の卵巣は癌では無かった!
と思いました
流産した子供が 私を守ってくれた!・・のかも知れない
子供の日 母の日は この事を思い 感慨にふける私