今日のお昼は昨日の鍋のだし汁にうどんをいれて食べた。だしのきいた熱々のうどんを食べながら新聞を見ていたら、「風邪うどん」という文字が目にはいった。それは「落語 人生劇場」というコラムで、元々上方落語であった「風邪うどん」という話を三代目柳家小さんが、東京に持ってきて「うどん屋」という話に直したということが書いてあって、どんな話なのか面白そうなので、どちらもYouTubeで見てみた。
「風邪うどん」は二代目桂枝雀、「うどん屋」は五代目柳家小さんのを見たが、どちらもすぐに話にひきこまれ、クスクスと笑いながら見た。関東と関西、話し方は違うが、扇子を箸がわりにして、ズルズルとうどんをすするシーンが見もので、本当においしそうで、さすがぁー!って思った。
私は、落語はほとんど知らなくて私の知識といえばテレビでは「笑点」「ちりとてちん」、マンガでは「落語心中」ビッグコミックオリジナルの「どう楽息子」くらい。
落語の「粋なとこ」や、歴史や、落語家さんのうまさなんか、全然よくわかってない。
まえに、ちゃんと落語聞いてみたいなって思ったのは、一昨年くらいの年末の番組「たけしが鶴瓶に今年中に話しておきたい5~6のこと」の中で、たけしが「野ざらし」をやったのを見た時。あれだけの人が夢中になる落語って、どんなんだろうと思った。
バラエティに出てる落語家の人達を見て思うのは、何というか、面白さのなかにもなにか話し方に落ち着きがあって、基本ができてるっていうか、本当に「間」の取り方が絶妙で、気持ちがいい。

先日、熊野旅行でお世話になったTさんも落語に詳しいようで、先生というお仕事がら話しをするのはうまいに決まってるんだけど、なんとなく落語家さんと同じような「間」を感じて、飲んでしゃべってる時もテンポが良くて、すごく面白かった。
私は話しベタなので、もうちょっとうまく話せたらなぁっていつも思ってるが、こればっかりは、持って生まれたもので、才能がある人が羨ましい。あとは、環境と経験か。

しょうがない…一杯やりながら、いろんな人と話して、修行をつみますか。


(イメージはTさん。イマイチ似てなくてごめんなさい)