入院、手術

 

今思うと、なんだか現実味がなく夢だったような・・

これまで、大した病気をせずここまでこれたのは、本当に丈夫に産み育ててくれた親のおかげだと思う。

今回の手術、入院で、普通にご飯が食べられること、働けること、子育てできること、寝られること、それが全然「普通」じゃない人がたくさんいるってことを知った。

そして、普通がめちゃめちゃ幸せだってことも実感した。

 

退院からすでに3カ月がたとうとしている。

以前の生活に完全にもどっている。

自分が病気になったショックも少しずつうすらいできている。

 

でも、おなかにはしっかりと手術のあとがある。

もうちょっと若ければ、この傷自体に落ち込むこともあるんだろうけど、

さすがにそれは全くなく、普通の生活にもどり、それが当たり前に感じてしまう自分に

「いや、いや、違うよ!」「普通じゃないんだよ!」「幸せなんだよ!」と思い起こさせてくれる、大事なものになった。

 

たくさんの人に心配をかけました。

たくさんの人に迷惑をかけました。

たくさんの人の優しい心をいただきました。

 

みなさん、本当にありがとうございました。

 

 

ところで、入院手術で3キロ減った私の体重は、今、完全にもどっている。

摘出手術だから、摘出したものの分だけは減ってなきゃいけないはずなのに、

一体なぜ?

なにが増えた?

 

たぶん

私の中の

 

人生における経験値

「なんとかなるさ」と腹をくくれる度胸

感謝する心

「今日も仕事をがんばった!ビールがうまい!」って今まで以上に思える気持ち

やってみたいなーって思ういろいろなこと

 

そんなものの重さの分だけ増えたんだね。

へへへ