10月18日~

夜あんなに吐き気がして大変だったのに、次の日からは少しずつ楽になってきた。

夜までには尿カテーテルもとれてすっきり。

ナースルームのそばにあった病室から一番離れた個室に移動。

術後2日目から(だったと思う)はシャワーもOK。 

しかし、傷口は痛い。じっと横になっているときはいいが、ベッドから起き上がる時はかなり根性がいる。

腹筋を使わず起き上がるのがこんなに大変だったとは・・。

ベッドの電動リクライニングを利用して体を起こし、手すりにつかまって体をスライドさせ、そーっと足を床につける。

スリッパをはき、手すりに体重をかけ立ち上がる。そろそろと歩いてトイレに行ったり顔を洗ったりする。

咳、くしゃみはもっときつい。

「コホコホ」とめちゃ上品に、小出しにしなくてはいけない。

今回の手術前の検査で、実は私は貧血の症状が出ていたということがわかった。(本人たいして自覚なし)

それで、術前から毎日貧血を治す点滴を続けているが、その点滴は退院まで続くらしい。

 

食欲もどんどん出てきて、ご飯が楽しみになってきた。さすがに毎食残さずってわけにはいかないが、おいしく食べられる。

内臓の癒着防止のためにも、どんどん歩いてください、といわれるので、食べ終わった食器は自分で返しにいったり、別の病棟までテレビカードを買いにいったり(かなり使う)、意識的に動く。

 

しかし、夜はなかなか寝付けない。

消灯時間になっても全然寝られなくてテレビを見るが、逆に目がさえてしまう。ショウちゃんにラジオをもってきてもらったが、全然おもしろくない番組でも最後まできっちり聞けてしまう。

やっと眠っても、眠りが浅くすぐ目が覚めてしまう。目が覚めて時計が1時とかさしてて、がっかりする。こんなことじゃ、退院したら困るだろうなーと思って少し焦る。

 

週末には、たくさんの人がお見舞いにきてくれた。

みんな、予想外に私が元気そうなのでびっくりしている。

手術の様子を、事細かにべらべら話す。

同世代の友達には

「ちょっとでも、おかしいなって事があったら、すぐに病院でみてもらった方がいいよ!」

「婦人科の検診はやっぱきちっとやっといた方がいいよ!」

とえらそうに語る(お前がいうかっ!と自分につっこむ)。

 

だんだんと退院の日にちが近づいてきてうれしいが、こう毎日、食っちゃ寝食っちゃ寝の生活で、退院後は大丈夫なんだろうか?と不安になる。

さしあたって、退院したその日には給与振込の仕事が待っている。

たまった仕事もあるだろうな。

夜たくさん寝て、昼間ちゃんとおきていられる生活パターンにもどしとかないと、きついだろうなぁ。

 

そして退院前の検査

手術をしてくれた先生はいなくて、別の先生の診察だった。

経過良好!

よかった!