「公園」デビューではなく「講演」デビューである。
大学院で日本の中世史の勉強をしているアヤの初講演が決まった。
といっても、地元の小さな図書館の集会室でのかなり小規模なもの。もちろん入場無料。
「中世の津島」について話をするらしいが、どんな顔してでどんな内容の話をするのか、いや、そもそも人前で長い時間話ができるのか?
とにかく、ちらっとのぞきに行きたいなぁって思っている。
講演デビューとしては身の丈にあった、小規模なものだが、やっぱり家族親戚あたりでは、なかなか大きな話題になっている。
PPじいちゃんは、あまり聞きに行く人が少なくて孫が恥をかいてはいけないと、近所の人にも声をかけるといっていたし、t-ojisanはビデオを撮ってくれるらしい。
ほとんど身内だったりして・・。
今、何かについて情報を得ようと思うと、パソコンの前に座ればこと足りる。
自分の知りたいことだけを絞り込んで検索すればいい。
そんな時代に、講演という形で何かを伝えるってことに、いったいどんな意味があるのか?
それはやっぱり、人対人、
ただ情報を発するだけでなく、「伝えたい」「興味を持ってほしい」という思いを、言葉に、表情に、身振り手振りに込めるんだろう。
大勢の人にむかって話すこと、私自身はあまり経験がないが、きっと緊張するんだろうな。
アヤが伝えたいこと、ちゃんと伝わるといいな。
いやー、なんか、こっちが緊張してきた。
だけど、いいチャンスもらってるなぁ。
がんばれ、アヤ!