負けてしまいました・・。

初戦敗退。

その可能性はゼロではないけれど、子供たちも親たちも、たぶんまだまだ、夏は続くと信じてたと思う。

いまだに、負けたって真実を受け止められない感じでもんもんとしている。

「一へのこだわり」をスローガンに頑張ってきたT高校野球部に一体何が足りなかったのか・・。

素人の私が見てても、技術とか努力とかそんなもんじゃない気がする。

子供たちがすっきりして前を向いていけるように何か答えを出してやりたいが、全くわからない。

 

 

試合終了のサイレンが鳴った時、子供たちは思いっきり泣いていた。グランドに頭をすりつけて泣いている子もいて、それを見ていた私たちも泣いた。

それでも、父母会長さん夫妻は、笑顔で「ありがとうございました」とあいさつした。

がんばって、がんばって笑顔を作ってるんだって思って、また泣けてきた。

 

グランドも、スタンドも、すぐに片付けが始まった。

その試合が、本当は夢だったんじゃないか?って思うくらい、グランドはきれいに整地されていく。

スパイクのあとも、打球のあとも、

そして

涙のあとも、消されていくんだろう。

それでも、何もなかったことにはならない。

T高校野球部での2年半は、キラキラとしたままずっとみんなの心にある。

悔しい気持ちも、切ない気持ちも、知らないより絶対知ってた方がいい。

最後にこんな風に思いっきり泣ける、2年半を過ごした自分たちを誇りに思おう。

 

結局、そんくらいのことしか言えないなぁ・・。

でも、一緒に泣く事ができてほんとによかったなぁ。

高校野球っていいなぁ。