今日から新学期。
今朝の話。

私「ちょっと~、新学期早々忘れものしんといてよ!」

ケン「あっ、母さんぞうきん出しといて」

私「あっ??ぞうきん??そ、そうだった・・。」

ケン「5枚ね!」

私「ご、5枚!?でしたね・・。そうでしたね・・。」

というわけで、パジャマのままバタバタと動き出す。
確か新聞屋さんにもらったぞうきんがどこかにあったはず。
あった、あった!
しかし、3枚・・。
あと2枚どうするか。「ケン何分に家をでる?」
あと、30分ある。さてどうする?
我が家のミシンはあいにく壊れている。っていうかかなり前に壊れてずっと直してない。
なぜか?
私がぞうきんを縫う時くらいしかミシンを使わないからである。子供達が幼稚園、小学校低学年の頃は、上履き袋だとか、給食セット袋だとか、ちょこちょこミシンで縫った。しかし、最近はそういったものも全く作る機会がない。
ミシンの修理にいったいいくらかかるのか?ぞうきんは100円ショップで5枚は買えるだろう。
というわけで、ミシンは壊れたまま・・。
となれば、手縫いでぞうきんを作るしかない!
針と糸を出してきてむちゃむちゃ大きな縫い目でざくざくと縫い始める。
心のBGMには「か~さんが~よなべ~をして~」が悲しげに流れている。
頭の中では
「なんで、5枚もぞうきんがいるんだ?私達の子供の頃ってせいぜい2枚じゃなかったっけ?」
「そっか!少子化だ!生徒数が少ないから一人あたりの負担が増えるわけだ。生徒数へったって、音楽室や技術室なんかの掃除する場所がへるわけじゃないもんなぁ」
「そうだ!「ゆとり教育」だって影響してる。もともと「ゆとり教育」するために、土日休みになったらしいけど、結局子供の学力落ちてきて、たくさん勉強教えるためには時間が足りなくて、結局ケン達の学校は、前期後期の2期制に変わった。3期制にくらべて、始業式終業式などの日が減ってその分授業ができるから?詳しい理由はよくわからないが、2回しか始業式がなければ、ぞうきんを集める日も2回しかないわけで、その分1回当たりの枚数がふえるわけだ」
「ほほ~、なるほど!そういうことかぁ!!」

感心してる場合じゃなかった制限時間があと10分になってきて、縫い目もそうとう粗くなってきた。あれこれ考えてる場合じゃない!ぞうきんに集中しろ!!

というわけで、なんとか手縫いぞうきん2枚完成!
「もっていけぇ~!」とケンを送り出す。
多分このぞうきんを使った生徒は、ちょっとそこら拭いただけで、縫い糸が切れて、ぞうきんがバラバラになってしまうだろう。ごめんなさい。

かなり大げさなタイトルでしたが、たったこれだけの話です。
もうちょっと、新聞ちゃんと読んで「少子化」「ゆとり教育」勉強しようと思います。

ちょっとだけ、自分をフォロー。

ぞうきんが2枚足りないとわかった時点で、ショウちゃんが「コンビニで買ってきたろっか?」って言ってくれたんだけど、私は断った。

なぜか?

それは、やっぱり自分でぞうきんを縫ってあげたかったから・・。
一針一針心をこめて縫う。これぞ母親の愛。
「愛」だよ「愛」。

って感じの事をちょっとやってみたかったから?

う~ん、やっぱり無理があるか・・。

とりあえず、ミシン直してこようっと!

※見て、この粗い縫い目!しかも縫う部分少ないし・・。
  こんな風に写メ撮ってる時間あったら、もう一本縫えよ!!