先日、我が家と、t_ojisan一家と、私の妹夫婦+友達、総勢12名でスキーに出かけた。場所は岐阜、飛騨古川をもうちょっと登っていったところ、宿は「みどり館」。ケンが少年野球を始めてからはなかなか行けず、ほんとうに久しぶりの「みどり館」だった。
この「みどり館」はショウちゃんが子供の頃から行っていたところで、「居候」(宿代タダにしてもらう代わりに働くってやつ)もやらせてもらった事があるらしい。私も結婚前から何度も行った事があって、大好きな場所だし、子供達もすごくここに来ることを楽しみにしている。
当日、ケンの野球の試合と、リエが学校から帰ってくるのを待って出発。走りはじめてすぐに雪模様。風もものすごく吹いてきた。岐阜に入ると道路にも雪が積もっておりちょっと怖い感じ。それでも、高速の通行止めもなく、取り替えたばっかりのスタッドレスタイヤは快調で、順調に走っていた。

しかし高速下りた頃から、ますます雪と風がひどくなり、ワイパーは凍っちゃうし、視界がそうとう悪くなり、怖くてそろそろとしか走れなくなってきた。「魔のヘアピンカーブ」を緊張しながら通りぬけやっとの事で「みどり館」到着。

他のメンバーはすでに着いていて、暖炉の前でしばし談笑。みどり館のおばちゃんに挨拶にいくと、でかくなったケンを見ておどろいていた。
6時半から待ちに待った晩ご飯(ど宴会)の始まり。飛騨牛の焼き肉や、お刺身や、いろいろ食べて飲んでしゃべって騒がしくも楽しいひとときが過ぎた。
そして、おばちゃんが地酒「飛騨浪漫」を下げて登場すると、宴会は佳境にはいる。ここで、やっとタイトルの「酒飲むなぁ」がでてくる。
「酒飲むなぁ」って言うのは、毎回「みどり館」にくると酒飲んでいい気分になったおばちゃんが踊りながら甲高い声で歌う歌で、これを見たいがために雪の中を車走らせてくるのかも知れないってほど名物だ。
いつも酔っぱらって歌っているので、歌詞はイマイチよく把握していなかったのだが、なんと今回はエミリンが一緒に歌い始めた。ってことはこの「酒飲むなぁ」って歌はこのあたりだけの歌じゃないって事?て事になって、エミリンに歌詞を聞いてみた。エミリンもうろ覚えだったようだが、ネットで調べてみるとちゃんとあったらしい。
それがこの歌詞
ヤットン節
「ヤットン節」昭和27年 俗曲 唄 久保幸江
補作詞 野村俊夫 編曲 服部逸郎
1、お酒呑むな、酒呑むなのご意見なれどヨイヨイ、
酒呑みゃ酒呑まずにいられるものですか、ダガネ、
あなたも酒呑みの身になってみやしゃんせヨイヨイ、
ちっとやそっとのご意見なんぞで酒やめられましょか、
トコ姐さん酒持って来い。
2、山から蹴転したる松の木丸太でもヨイヨイ、
世に出りゃ不細工無様なお多福おかめでも、ダガネ、
妻と名がつきゃまんざら憎くないヨイヨイ、
人に袖褄引かれりゃほんとに腹が立つ、トコトンのヤットントン。
3、ちょいと聞いた隣座敷のひそひそ話ヨイヨイ、
確かにお客はいつもの恋敵、ダガネ、
とんびにあぶらげさらわれたヨイヨイ、
こちらは置き去りほんとに腹が立つ、トコ姐さん勘定して来い。
4、汽車が止まる車掌が戸開けるお客が降りるヨイヨイ、
てんでに荷物を肩にかけ、ダガネ、
赤い鼻緒のつっかけぞうりヨイヨイ、ビールに正宗シトロンマッチに巻きタバコ、
寿司弁当にお茶お茶、三日前の古新聞、読む気があったら買っとくれ、
トコトンのヤットントン
誰かこの歌しってますか?
私はこの歌全く知らなかったし、おばちゃんの歌でフルコーラス聞いた事もないんだけど、これとおばちゃんの歌う歌とは、所々微妙に変わってる気がする。
でも、まぁそんな事はどうでもよくて、おばちゃんが真っ赤なほっぺたで気持ちよさそうに歌う様子は、ものすごく和んで、楽しくて、来てよかったなぁって思う。で、調子に乗って「よっ!!おばちゃん!!」とか声かけて手拍子とかしてると、コップに飛騨浪漫をどくどくとつがれ、がんがん飲まされてしまう。
こんな感じで、座敷で盛り上がったあとは、暖炉の前に移動し、また飲んでしゃべる。ケン達は輪投げに熱中している。「輪投げなんて」と思うだろうが、こういうシチュエーションでやる輪投げは、大人も子供もかなり真剣になり盛り上がる。そしてそのうち「みどり館の夜は絶対これをしないと終わらない」というトランプの「貧民ゲーム」(普通は「大富豪」っていいますね)これも、相当燃える。私たちの貧民ゲームは、思いっきり上下関係が厳しく、大富豪は大いばりでふんぞり返ってるし、ど貧民は、ひたすらへこへこしなくちゃならなくて「絶対成り上がってやる!!」と唇をかむ。この徹底した上下関係がたかだかトランプのゲームでさえも熱中させ、またアルコールの吸収を加速させるわけである。
ただし、今回私はこの「貧民ゲーム」に参加しなかった。リエがテスト週間中で(だったら連れてくるなよ!って話ですが)部屋に帰って勉強をするため、つきあってこたつでごろごろしていたからだ。まぁ、それはそれでのんびりできてよかったけど。
一日目はそんな感じで終了。
次の日は朝7時半に朝ご飯を食べる約束してたんだけど、妹達のグループの3人が全然起きてこない。なぜかというと、やはり「二日酔い」でありました。
朝食後、若者達はボードをやりにゲレンデにでかけた。
ゲレンデはがらがらで、リフトは顔パス状態。おかげで、ケンはボードは全くの初心者だったが、お昼近くには上からノンストップで滑ってこられるほどになって、アヤよりもうまくなったらしい。
リエは宿に残ってひたすら勉強していたので、私もこたつに入ってのんびり(またかいっ!)ここで「つるっちょ」作ってたわけです。持ってきたマンガや雑誌を読んで、別の意味でリフレッシュできた。
お昼頃ボードチームが帰ってきて、みどり館に別れをつげ帰路につく。(二日酔いチームはもうちょっと滑ってから帰るらしい)少し下ったところの「さっちゃん」という店でお昼ご飯を食べ(これまた古いがいい感じの店。夜来たいようなお店)
あとは、ひたすらドライブ。
ショウちゃんは私に途中で運転を代わってもらうつもりでいたらしいが、私がいつまでもくたくたと寝ていたため、3時間あまりの雪道を結局ひとりで運転して帰った。
家に到着後、t_ojisan一家と反省会と称して居酒屋へ。
「また絶対いこうね!」で締めくくって、今回のスキーツアー終了。
参加者のみなさん、お疲れ様でした!また日帰りでもいいのでスキー(ボード?)いきましょう!そして、スキーじゃなくてもいいから、「みどり館」行きましょう!
みどり館のおばちゃん、また絶対行きますので、よろしくお願いします!!
この「みどり館」はショウちゃんが子供の頃から行っていたところで、「居候」(宿代タダにしてもらう代わりに働くってやつ)もやらせてもらった事があるらしい。私も結婚前から何度も行った事があって、大好きな場所だし、子供達もすごくここに来ることを楽しみにしている。
当日、ケンの野球の試合と、リエが学校から帰ってくるのを待って出発。走りはじめてすぐに雪模様。風もものすごく吹いてきた。岐阜に入ると道路にも雪が積もっておりちょっと怖い感じ。それでも、高速の通行止めもなく、取り替えたばっかりのスタッドレスタイヤは快調で、順調に走っていた。

しかし高速下りた頃から、ますます雪と風がひどくなり、ワイパーは凍っちゃうし、視界がそうとう悪くなり、怖くてそろそろとしか走れなくなってきた。「魔のヘアピンカーブ」を緊張しながら通りぬけやっとの事で「みどり館」到着。

他のメンバーはすでに着いていて、暖炉の前でしばし談笑。みどり館のおばちゃんに挨拶にいくと、でかくなったケンを見ておどろいていた。
6時半から待ちに待った晩ご飯(ど宴会)の始まり。飛騨牛の焼き肉や、お刺身や、いろいろ食べて飲んでしゃべって騒がしくも楽しいひとときが過ぎた。
そして、おばちゃんが地酒「飛騨浪漫」を下げて登場すると、宴会は佳境にはいる。ここで、やっとタイトルの「酒飲むなぁ」がでてくる。
「酒飲むなぁ」って言うのは、毎回「みどり館」にくると酒飲んでいい気分になったおばちゃんが踊りながら甲高い声で歌う歌で、これを見たいがために雪の中を車走らせてくるのかも知れないってほど名物だ。
いつも酔っぱらって歌っているので、歌詞はイマイチよく把握していなかったのだが、なんと今回はエミリンが一緒に歌い始めた。ってことはこの「酒飲むなぁ」って歌はこのあたりだけの歌じゃないって事?て事になって、エミリンに歌詞を聞いてみた。エミリンもうろ覚えだったようだが、ネットで調べてみるとちゃんとあったらしい。
それがこの歌詞
ヤットン節
「ヤットン節」昭和27年 俗曲 唄 久保幸江
補作詞 野村俊夫 編曲 服部逸郎
1、お酒呑むな、酒呑むなのご意見なれどヨイヨイ、
酒呑みゃ酒呑まずにいられるものですか、ダガネ、
あなたも酒呑みの身になってみやしゃんせヨイヨイ、
ちっとやそっとのご意見なんぞで酒やめられましょか、
トコ姐さん酒持って来い。
2、山から蹴転したる松の木丸太でもヨイヨイ、
世に出りゃ不細工無様なお多福おかめでも、ダガネ、
妻と名がつきゃまんざら憎くないヨイヨイ、
人に袖褄引かれりゃほんとに腹が立つ、トコトンのヤットントン。
3、ちょいと聞いた隣座敷のひそひそ話ヨイヨイ、
確かにお客はいつもの恋敵、ダガネ、
とんびにあぶらげさらわれたヨイヨイ、
こちらは置き去りほんとに腹が立つ、トコ姐さん勘定して来い。
4、汽車が止まる車掌が戸開けるお客が降りるヨイヨイ、
てんでに荷物を肩にかけ、ダガネ、
赤い鼻緒のつっかけぞうりヨイヨイ、ビールに正宗シトロンマッチに巻きタバコ、
寿司弁当にお茶お茶、三日前の古新聞、読む気があったら買っとくれ、
トコトンのヤットントン
誰かこの歌しってますか?
私はこの歌全く知らなかったし、おばちゃんの歌でフルコーラス聞いた事もないんだけど、これとおばちゃんの歌う歌とは、所々微妙に変わってる気がする。
でも、まぁそんな事はどうでもよくて、おばちゃんが真っ赤なほっぺたで気持ちよさそうに歌う様子は、ものすごく和んで、楽しくて、来てよかったなぁって思う。で、調子に乗って「よっ!!おばちゃん!!」とか声かけて手拍子とかしてると、コップに飛騨浪漫をどくどくとつがれ、がんがん飲まされてしまう。
こんな感じで、座敷で盛り上がったあとは、暖炉の前に移動し、また飲んでしゃべる。ケン達は輪投げに熱中している。「輪投げなんて」と思うだろうが、こういうシチュエーションでやる輪投げは、大人も子供もかなり真剣になり盛り上がる。そしてそのうち「みどり館の夜は絶対これをしないと終わらない」というトランプの「貧民ゲーム」(普通は「大富豪」っていいますね)これも、相当燃える。私たちの貧民ゲームは、思いっきり上下関係が厳しく、大富豪は大いばりでふんぞり返ってるし、ど貧民は、ひたすらへこへこしなくちゃならなくて「絶対成り上がってやる!!」と唇をかむ。この徹底した上下関係がたかだかトランプのゲームでさえも熱中させ、またアルコールの吸収を加速させるわけである。
ただし、今回私はこの「貧民ゲーム」に参加しなかった。リエがテスト週間中で(だったら連れてくるなよ!って話ですが)部屋に帰って勉強をするため、つきあってこたつでごろごろしていたからだ。まぁ、それはそれでのんびりできてよかったけど。
一日目はそんな感じで終了。
次の日は朝7時半に朝ご飯を食べる約束してたんだけど、妹達のグループの3人が全然起きてこない。なぜかというと、やはり「二日酔い」でありました。
朝食後、若者達はボードをやりにゲレンデにでかけた。
ゲレンデはがらがらで、リフトは顔パス状態。おかげで、ケンはボードは全くの初心者だったが、お昼近くには上からノンストップで滑ってこられるほどになって、アヤよりもうまくなったらしい。
リエは宿に残ってひたすら勉強していたので、私もこたつに入ってのんびり(またかいっ!)ここで「つるっちょ」作ってたわけです。持ってきたマンガや雑誌を読んで、別の意味でリフレッシュできた。
お昼頃ボードチームが帰ってきて、みどり館に別れをつげ帰路につく。(二日酔いチームはもうちょっと滑ってから帰るらしい)少し下ったところの「さっちゃん」という店でお昼ご飯を食べ(これまた古いがいい感じの店。夜来たいようなお店)
あとは、ひたすらドライブ。
ショウちゃんは私に途中で運転を代わってもらうつもりでいたらしいが、私がいつまでもくたくたと寝ていたため、3時間あまりの雪道を結局ひとりで運転して帰った。
家に到着後、t_ojisan一家と反省会と称して居酒屋へ。
「また絶対いこうね!」で締めくくって、今回のスキーツアー終了。
参加者のみなさん、お疲れ様でした!また日帰りでもいいのでスキー(ボード?)いきましょう!そして、スキーじゃなくてもいいから、「みどり館」行きましょう!
みどり館のおばちゃん、また絶対行きますので、よろしくお願いします!!