これは、雫井 脩介「犯人に告ぐ」
という小説の中で、主人公の特別捜査官が言った言葉だ。これが、文庫本の帯の部分に書いてあって「う~~んそそられる!」と、ミーハーな私は(やっと認めたか!)期待満々で読み始めた。
友人から借りたこの小説は、ミステリーのジャンルにはいるんだろうか。でも、なんか殺人の仕方とか、犯人がどんなやつかとかそんな物より、犯人の追いつめ方とか、警察の内部の事情とか、登場人物の心理描写が細かくて、人間関係とか、気持ちの揺れ方とか、なんか、そっちの方でどんどん引き込まれる。上下巻あるのだが下巻に入ったくらいからは、早く、早く次がよみた~い!って感じになってた。
これは映画化されているが(「映画 犯人に告ぐ」)、これを映画にしたいって気持ちもすごーくわかる。映画の方はどんな感じなんだろうって思ってHPをみてみたら、配役は結構イメージがあってた。主役のトヨエツこと豊川悦司は、本のイメージよりだいぶ若い感じだと思ったら、やっぱり、ちょっと若い設定に変わっていた。というか、もともとwowowの番組ガイドに載ってたのを見ていたので、私は、主人公「巻島史彦」を最初っからトヨエツのイメージで読んでいて、トヨエツが孫がいる役をどんな風にやるんだろうなんて考えていた。
映画館まで行く気はないが(多分、うちの近くの映画館ではやってないし)、DVDが出たら是非見てみたい。
そして、待ってました「のだめカンタービレ19巻」
なーんにも考えず、くすくす笑ってられる。こういうのも、私には必要だ。
さて、このあと、何を読もう。秋の夜長、すぐ寝ちゃうのはちょっと惜しい感じ(すぐ寝るくせにっ)。
久々に本屋さんに行って、何か探してこようかな。